ダンスとキャバ嬢と彼岸花

ペイントしてるビルありますよね。アートな感じなところも、ダサ目なところも。若しくは1階が店舗でその看板として1〜2階くらいをペイントしたり。
アートな感じに仕上げても時間が経つと変な感じになるのは仕方ないのかもしれないですね。青山キラー通りの人物写真を貼り付けた?ビルは今はボロボロですが当時はおしゃれだったのかも知れません。

ペイントじゃなくて、というかビルの塗装をペイントというのが正しいかもわからないんですが、ペイントじゃなくてデザインのおしゃれさというのもやはり時代によって古く感じてしまうというのはあるのかもしれませんが、隈研吾さんのデザインはなんかいいですね。好きです。
太宰府のスタバに初めて行った時に、なんておしゃれなんだと感動したんですが、まあわたくしなんてダサおじさんですから、そんなにデザインとか気にする生き方してないんです。それでもおしゃれだなと思って興奮してその日の夜に中洲のキャバクラでフリーの嬢に順番に話したんですが全然盛り上がらなかったですね。
それでネットで色々調べて隈研吾さんのデザインどこかで見る機会ないかなと思ってるんですが、田舎暮らしじゃ見かけることもなく。建物以外もやられてる訳でどこかで見かけてあれ?っと思って調べたら隈研吾さんだってわかるくらいには好きですね。
こうなってくるとしめたもので時間が経ってもあまり色あせた感じにはならないのかもしれませんね。ヴィトンとかGUCCIとか同じようだなとおじさんは思います。お詳しい人からしたら違うのかもしれないのでその時は教えて頂けたら助かるんですが。

おいおい、こいつは破産の話かキャバクラの話かそんなとこだろ?と思って読んでる方がほとんどだと思います。不動産の話なんかするなよ、ミスってるくせにと思って当然ですしね。
でもかつては不動産のオーナーだったわけですから少しくらい話してもいいじゃないですか?だめですかね?
数億分の複数の物件の元所有者だから一応元不動産投資家ということにしてもらえると助かるんですがダメ?やっぱりダメですよね。

まあ、それはさておき。
ビルの話で随分と脱線してしまったんですが、今日派手なビルを見たんです。それで思い出したことがあって。

とあるキャバクラの寮が派手なビルの上の方の階にあったんです。
そのビルと似てたんだと思います。
今日派手なビルを見た時にその子のことを思い出して。
そう、今回もキャバクラの話です。
破産の話は割と書けそうですが、シェアハウスを交えるとどうも筆が進まなくて書ききれない。フォルダにはいくつも書きかけのネタがそのままになってます。
シェアハウスは外野の声はともかく自分には大イベントだったので書ききるのにパワーが必要みたいです。
まだまだパワーが足りてない。
そのうち書けたら記録として残したいです。

そんなわけで時代はまだわたくしがおじさんと呼ばれる前の頃です。その時私は仕事で東京にいたんです。
場所は23区外で、のどかな駅のそばのオフィスに通っていました。
ラーメン王と心の中で密かに呼んでる取引先の社長と、そこの事務員のバツイチの巨乳がつくるゆるい感じの事務所が好きで楽しく働いていたんです。
私は出向というか直の社員ではない立場だったので、社長の意向を受けて動いていて、しかしそれをよく思わない営業の社員がいることには全然気付きませんでしたから、というか外回り同士じゃ顔を合わせる機会もないので、突然営業に会議室に呼び出されて襟を掴まれて壁に押し込まれた時はなかなかショックでした。
まあ、簡単な話で、社長から言われて行ったところはその営業のシマだから横取りするなという内容で、どうやら2万くらいの歩合が発生するようでした。
2万くらいで殴られかけるなんて困ったもんだと落ち込みましてね。
それで一先ず顔会わせないように営業が戻ってくる前に帰るようにしたんです。

小金井街道だったか新小金井街道だったか忘れてしまいましたが、ラーメン屋が多くあって、その中で半地下の店の謎の味のするラーメンに通っていました。スープを飲むと舌が痺れるんですね。もしかしたら山椒とか胡椒とかの隠し味だったかもしれません。もしくは化学調味料が多いとか。化学調味料で舌が痺れるというのは山岡さんの受け売りですが、まあ美味しくてよく食べてましたね。
もうお店は無いんでしょうけど。
似たような味のお店も見つからないし、今となっては何が入っていたかわかりません。

早く帰るようになると、まだ街も活気がありますから、気持ちも軽くなってそのまま帰るのも忍びないなと思いまして寄り道して帰ることが増えました。新宿や池袋など。

そこでキャッチのおじさんに呼び止められて飲み屋に入ってみたりするんですが、やはり職場からは少し遠くて通うのは難しいなと。
それで近場で探してみたら裏路地とかにいくつかキャバクラがあるみたいで、それならと昔の後輩を誘って全店制覇しようと回ってみたんです。

都心じゃないキャバクラの楽しみ方って色々あると思うんですね。
近いとか安いとか服装気にしなくていいとか。
可愛い子が少ないっていうのも必ずしも言い切れないわけで。
タイミングによるところもあるのかと。

居酒屋でエンジンかけてレバー食べてスタミナつけて、今日はどんな感じで行くか打ち合わせして。
でもそいつとは結局いつも個人戦という話になるからいつもの通り行こうと。

2人以上で個人戦をするときに便利なのは、ご存知の通りうまく切り上げ易いというのがあるんですね。
「もう帰っちゃうの?まだいいじゃん」
『いや、こいつ明日始発だからさ』
とか
「泡好きなんだ」
『こいつ焼酎以外飲むと粗相がすごいんだよ』
とかバレバレの断り文句でも通し易い。
1人だと角が立ちそうでなし崩しになることが多いので結局閉店コース。
まあ楽しければいいんですが、その場限りの場内指名で閉店までは帰り道の足取りが重い。財布は軽い。
でも2人だと大丈夫。どっちかがなんとかしてくれる。

そんな気持ちで最初の店に入ったら後輩が盛り上がってしまい、2回延長しました。
わたくしは沖縄から来た嬢に2回あたり、サーフィンしたことないけどサーフィンの話とか聞いてた。
後輩ってホントにパイオツ大好き人間なので、来た瞬間に胸の谷間のアピールがすごい嬢に釘付けになってたから、始まったなと思ってたから覚悟してたけど、普通にシャンパン飲んでた。
あの打ち合わせはなんだったんだよっていう。

自分的には満足っすけどもう一軒行きます?
なんて言われて当たり前だろこっちは陸サーファー設定だぞと憤慨しながら次の店へ。

そこで金髪嬢と出会った。

続きます。

シェアハウスを建てて破産しましたが、キャバクラは給料から払ってますのでご安心ください。