見出し画像

日本で一番 卒業生の多い高校

✨初めに生徒ありき 制度ありきではない✨

向陽台高校は、日本で2番目に古い私立高校です。

1960年代に、大阪の繊維工場で働く女工さんの学びの場として開校しました。

時代が流れて。
現代的課題は、不登校です。

向陽台高校の、「初めに生徒ありき」精神は変わらず。

通信制・単位制の強みを活かして、生徒の「学びたい」に合わせた約400講座を持っていらっしゃいます。

茨木市は連携協定を結んでいるので、(いわゆる不登校の)小・中学生が、高校生と一緒に授業を受けることができます。

メタバース空間など、リアルと仮想を駆使した授業を一緒に開発中です。

授業に参加すると、もちろん出席扱いです。

先着順にはなりますが、高齢者も参加できます。

文科省のモデル事業で、昨年度のテーマは、

【 本校生と茨木市内在住の「不登校児童生徒」及び「高齢者」を対象とした、「異世代協働的学び」の実証研究 】

でした。

今回のチャレンジは、

メタバース空間の可能性を共に考えよう🌈

ゲーム、ソーシャルゲーム、アプリ、バーチャルワールド、メタバース…等々、リアルと変わらない居場所であり、コミュニティです。

「心のいどころ」なので、現実として捉える必要があります。

研究には様々な大学の先生が入ってくださっています。

まずは一緒に知ろう😊

学校や仕事が終わった、18時半スタート。

舞台はフォートナイト

こちらは高校生。
画面の先には小学生(低学年)。

ボイスチャットでやり取りをしながら、協力してゲームを進めていきます。

100人で言葉は悪いですが「殺し合い」が行われます。

ボイスチャットの向こうでは、「ゲームをやめなさい!」「ご飯を食べなさい!」「やめろ!」という、リアルなご家庭の怒りが…😅

バトルが終わるまで、約20分。

チームを組んでいたら、止められないですね…💦

「高校生とやってる」
「もうちょっと待って」

私が親なら…
夕飯時に、見知らぬ高校生と会話をしながらゲームで殺し合い…平常心ではいられません🤣

子どもたちに聞くと、「ゲームの世界ってわかってる」とのこと。

高校生に聞くと、

「暴言キッズと呼ばれる、歯止めがきかない子たちがいるのは事実。

死体撃ちと言って、死体を撃ち続ける子がいるのも事実。

身近に、そういう事を言ってはダメ、やってはダメと、歯止めをきかす大人がいたら大丈夫だけれど、なければリアルでも言ってしまうかもしれない」

「20時過ぎから中学生が増えてきて、夜中は荒れる」

「人格形成の時期だと、歯止めがきかなくなるかも」

とのこと。

「ゲームをしていたら、その世界に集中できるから、一番の現実逃避」

そこからつながって、リアルに会う。

「リアルに会った時にトラブルに遭うかどうかは、運次第」

「暴言を吐きながらゲームをしている友達の姿を見て、恥ずかしいと思った。自分はあんな風になってはいけないと、自制できるようになった」

だからこそ、「ゲームをやめなさい!」「禁止!」ではなく、まずはゲームを使いこなしていて、歯止めの効く年長者と一緒にすることが大事!だと学びました🙏

まずは、大人が子どもの世界を知ることから🍀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?