見出し画像

【群れ と 進化】~人類は、群れになることで進化してきた~

過疎地域に嵐を呼ぶ!」中井優紀さんが、 大切なメッセージを伝えてくれたのでシェアさせていただきます🙏

中井夫妻は日本で唯一、江戸時代から伝わる「上室(うわむろ)栽培」で「三島独活」(みしまうど)を大阪府茨木市で栽培しています。

私たちは江戸時代から続く、藁と干し草の発酵熱で育てる伝統農法で全国で唯一三島独活を生産しております。

独活は、独りで活きると書いて「うど」と読みますが、三島独活は独りじゃ活きられへんことを私たちに教えてくれます。

千提寺farm.(三島独活 みしまうど)

中井優紀さんのSNSより ⬇️

養鶏家の横峯家(清阪terrace)とのシェア生活が控えめに言っても最高です。

ここ数年、ずっと悩まされてきた、独活(うど)の株の保管方法。

病気が広がる要因にもなっていて、色々と保存方法を試行錯誤してきましたが、よい方法が浮かばず、悩みのタネでした。

が、先日横峯家と、4人で「あぁでもない、こうでもない」とアイディア出しをしていたところ、ついにイケそうな気がする名案が浮かび、希望を感じています。

横峯家が、我が家の離れに引っ越してきて、毎日のように顔を合わせて、日常的にご飯を一緒に食べたり、いろんなモノやコトを共有するようになりました。

大きな実感として、暮らしも仕事も、突破口が見つかり、飛躍的に進化することが多くなったと感じています。

もともと、距離は近かったし、頻繁に顔を合わせていましたが、毎日のように会って暮らしをシェアしていると、お互いのことがよく分かるので、思考が深まり、手が増え、できることがすごく増えました。

「人類は、群れになることで進化してきた」ことをめちゃくちゃ感じます。
たぶんポイントは「仕事も生活も共にすること」です。

お互いが見えているからこそ、実現可能で有効な方法を積み重ねられ、共に試行錯誤する過程の中で突破口が見つかり、やがて「技術」になっていきます。

日本においても、ワンオペ育児が増えたのも、会社員が働き方の主流になり、仕事に多くの時間を費やすようになったのも、昭和以降の話で、本来ヒトは、集団で狩猟や農耕に勤しみ、仕事と暮らしが一体となったあり方の中で進化してきました。

おそらくヒトの進化において、「群れ」は重要な要素なのだと感じます。
例えば子どもたちも、日常的に親以外の大人と関わることで、ずっと多くの体験をできるようになりました。

最近のブームは横峯家とのトランプで、テレビをぼんやり見て過ごしていた時よりも、いろんな力を鍛えられています。

大人が4人いることで家事や仕事が効率化し、生まれた時間で、こどもたちとできることも増えました。

うちも横峯家も、資本主義社会の中では、完全に貧乏世帯ですが笑、お金がなくても、充分人が成長する機会は作れるし、自分たちで、大体のモノやコトは作れることを、群れになり、実感しています。

そして、群れになると、何よりあらゆる社会課題の要因となっている「孤独」が遠のきます。

「自分ひとりでは、どうにもならないことがたくさんあること」「人が生きていく上で何かしら役に立てることが誰にだって必ずあること」「人は自然の中で生かされていること」を実感することが、孤独から解放されることなのではないかと、感じます。

たぶん2組の家族が、共に里山に根差して、生活し、働く、ライフスタイルをしている人は多くないので、私がこの暮らしから感じたことを、残しておきたいなぁと思いました。

昔の暮らしに戻るべきとも思わないし、今の時代に合った「暮らしを自分たちでデザイン」していくことが私は大切だと感じます。

今の暮らしが当たり前なのだと、思考停止せず、ヒトが長い時間過ごしてきた群れの在り方から学び、自分たちで心地よい環境を整えていくことって大事だなぁと、シェア生活をはじめて、気づきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?