入学待ち 100人の学校
大阪府箕面市にある「箕面こどもの森学園」は、約20年の歴史がある「オルタナティブスクール」です。
オルタナティブスクールは、九州だけでもおよそ100校あるそうです。
(2023年1月時点)↓↓↓
「こどもまんなか社会」を目指している日本。
こども家庭庁が設置され、こども基本法が施行されました。
箕面こどもの森学園では、小学4年生~6年生が、1学期の授業で「こどもの権利」「こども基本法」について学んでいると聞き、こども家庭庁設立の際に室長をされていた、谷内繁さんと 取り組み & 授業 を見学させていただきました。
『こどもの事を大人が決めて
こどもが知らないっておかしい
大人が教えないと』
確かに😳
ここからは写真で解説していきます。
(園・保護者の使用許可をいただいています)
「ことば」を使って意見を「伝える」「聴く」基礎ができたら、話し合いがスムーズに行われます。
イヤな事をされた時は「イヤ」と言っていい。
『子どもの権利』についても学びます。
「こども基本法」についても学びます。
あれ…???
そもそも、大人が「子どもの権利」だけではなく、「こども家庭庁」「こども基本法」を知らないかも…???
調査してみよう!
その他の授業も見学させていただきましたが、感動することだらけでした。
子どもたちが考えて、子どもたちが進行していた問い。
『あれは 青色です
別の人は 赤だと言います
別の人は 黒だと言います
別の人は 灰色と言います
あれは何?』
『あれは 小さいですか?』 いいえ
『あれは 生きていますか?』 いいえ
『あれは 重いですか?』 いいえ
『あれは 私たちが普段使っていますか?』 いいえ
答えは「空」でした。
「意見」は人によって変わる。
「ルール」は時代によって変わる。
小さな問いから、そんな事を体感できた時間でした。
園庭には、ニワトリが。
子どもたちが飼うことを決めて小屋をつくり、子どもたちがエサを持ちよってお世話をしているそうです。
「こどもまんなか」社会に足りていないこと。
「こどもの声を聴く」
その先にある
「こどもの声を実現する」
そこが圧倒的に足りていません。
意見を聴いて、終わり、では意味がありません。
せっかく意見を伝えても、その意見が反映されないと、「言ってもムダ」と、諦めの気持ちを持ってしまい、大人や社会を信用できなくなります。
結果、未来に希望が持てなくなります。
全校集会も見学させていただきました。
小1~中3まで1人ずつ(9人)7グループに分かれて意見を出し合う時間がありました。
上級生が下級生のサポートをしていて、活発に話し合いが行われていました。
『マスクを外していいことになったけれど、調理実習の時はマスクをするか、しないか?』
✅する → 飛沫 クシャミ 衛生上
✅しない → 息苦しい
✅どっちでもいい
そんな意見を受けて。
✅マスクをしたい人、したくない人で、調理実習のグループを分けたらいい。意見が分かれないから、確認だけで済む。
✅そのグループの中で意見が分かれたり、何か問題が起きたら改めて検討したらいい。
✅人数が多いと意見が分かれて話が進まないけれど、まずは「マスクをしたい人」「したくない人」で別れたら問題は話し合いで解決できる。
例えば飛沫感染が心配なら、「しゃべらない」、「フェイスシールドをする」などで解決すればいい。
全校集会は、テーマ・司会・進行・議事録作成…
子どもたちで決めて、行われていたことに驚きました😳
秋ごろに「こども大綱」がおりてきます。
「こどもまんなか社会」を絵に描いた餅で終わらせないために、沢山のことを学ばせていただきました🙏
ありがとうございました😊✨