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初めての展示会報告|コンテンツ東京クリエイターEXPO

私はお仕事で展示会の記録撮影もしているのですが、「展示会」に出展者として出たのは初めてでした。

得たものは大きい。
これが出展してみた率直な感想です。

出ると決めて20万円ほど(1ブース分)入金したのが5月の頭くらい。

準備期間が2ヶ月もない中で、夫婦で悶々としながらも、自分たちの世界を作る作業は、私たち夫婦にとってはワクワクすることでもありました。


①ポートフォリオ作り

入稿から完成までに一番時間のかかる冊子の制作からはじめました。

普段から私が利用しているアルバム業者さんのアルバムを使っての制作。

まずここに選んだ作品は、ほとんどが自主制作のものとなりました。
HANDとしての実績がまだほとんど無いということもありますが、
せっかくの展示会なので、自分たちがやってきた仕事ではなく、
自分たちが好きなものを載せて、それが仕事につながることを願い、制作をしました。

一歩HANDのブースに歩み寄ってくれた方のほとんどがこのポートフォリオを手にし、ボソッと「かっこいい」とつぶやいてくださいました。

②ブース作り

これが一番の難関でした。
何せ、幅1.5m。奥行き1.7mの小さなブース。
経費も抑えたい。

私たちがまず決めたのは後ろの背景。
歩いている人から一番目に入る場所なので当然です。

色々と案を練った結果、暖簾を選びました。
今回のブースの中で一番高価(5万円ほど)な演出です。

背景には、自分たちが何者なのか、一発でわかるキーワードや文章を記載するのが定石のようでしたが、
大好きな自社のロゴとシンボルマークだけにしました。

そして机と椅子をどうするか。
そもそも、夫婦ともに、このブースは映画『2001年宇宙の旅』のような世界観を作りたいと思っていました。

白い箱型の机が良い、というのは決まっていて、それを購入するのか作るのか色々と考えましたが、結果購入。しかもこの机、実は段ボールです。それこそ、夫が別の展示会で気になってチラシを持って帰ってきていたのが功をそうしました。料金を問い合わせたところ、全然手が出る金額。。むしろ手を出したい金額。。想定外に金額を抑えられたので、
同時に椅子も購入。(こちらも段ボール)


テーブルの前面に貼ったパネルも、写真とグラフィックデザイン。
ここにも何をやっているのか何者なのか記載しませんでした。

B3サイズパネル。

テーブルにだけ、「私たちのサービス」という、具体的に何ができるのかわかるパネルを貼りました。

ぱっと見は、何だかよく分からない不親切なブースとなってしまいましたが、ブースの雰囲気がものすごく好みの方達は、自分のビジネスに関係がなくても、ブースに入ってきてくださった印象があります。

③パンフレット作り

パンフレットと言っても、二つ折りの簡易的なもので、こちらも社名と私たちの存在意義。「あなたのビジュアルパートナー」ということの説明とグラフィック。そして今回「料金表」をしっかりと掲載したのがミソです。

中面
表と裏

お世話になっている社長さんに、「結局いくらか分からないと頼みずらい。料金は表記されていた方が話が早い。」という言葉をいただき、掲載してみました。

これに関して良かったかどうかはまだ検証中ですが、今のところ良かった気がしています。金額の交渉を互いにしやすいので、ファーストコンタクトのハードルが下がります。

ブースには寄らずとも、パンフレットだけ持っていった方も多く、今回私たちが展示会で購入した段ボールテーブルも、まさに夫が展示会でパンフレットだけ持ち去った結果の購入なので、期待してます。

300部刷って、150部くらいは配れたかな?


④会社紹介映像

これに関しては、展示会に出ることが決まる前から作らないと、、、と考えていたけれど、なかなか進みませんでした。
展示会2週間前に、やっと夫がアイディアを閃き、制作をはじめました。

夫はどうか知りませんが、今回の映像の肝は、ツバメです。笑
これこそが、HANDの世界観かなと。

そしてナレーションは夫婦で行いました。時間のなさと経費を抑えたいのと、、。子供の風邪がうつり、鼻声の中録音しましたが、それは楽しい作業でした。

しかしながら、当日この映像をじっくりみた人はただの一人も居ないと思います。
展示会で尺のある映像を流しても誰も見ないことが分かりました。
途中から、フラッシュ的に見られる映像に差し替えましたが、展示会があったから完成したこの映像!気に入ってます。


⑥出展の3日間

慣れない営業、緊張。。
でもそんなことは言っていられません。社運がかかっています。

インスタフォローしてくれた方にステッカーをプレゼントすることにしていましたが、
ブースに来てくれた人、展示会で出会えた人みんなにステッカーを配る夫。

得たものは大きい

と言ったのは、
展示会までのプロセスで自分たちと向き合うという、とてつも無く苦しくて、でも結果楽しい作業があり、必然的に作品が生まれていく、ということ。


自分たちの強みや特徴、足りない部分など、自分たちの立ち位置がよく分かったこと。そして足りない部分は協業できるクリエーターの皆さんと繋がれたことで、むしろ自信になったこと。


そして当然ながら、HANDの世界観が好みである方にピンポイントで、こちらから積極的にアクセスする権利が得られたということ。


実際にどれだけの売り上げにつながるのか、まだまだ未知ですが、
出ないより、出る決断をして良かった!

これだけは間違い無いです。

自分たちが一歩前進できた、そう感じることができたので。


展示会の次の日は、「予祝」ですき焼き。
予祝とは、豊作を願って先に祝ってしまうこと。
日本には素敵な文化があります。笑

木更津市にある田園というすき焼きで有名な料亭にて。

そして死ぬほど暑くて我が子もブスくれてますが、忙しすぎて祝えなかった先週の結婚5周年の記念写真を撮って、

無事、展示会week終了です。

そして今週は、名刺交換させていただいた皆様とのメールを炸裂させます。

SHAR

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