創 ②

頭の中で溢れかえる言葉の次は

沢山の音楽が流れてくる。


さっきまでは雑音にしか聴こえなかった音が


今は涙が出るくらい


きれいで、優しくて、

嬉しくて、哀しくて、

羨ましくて。

どうにかしてこの気持ちを置いておきたくて。


だけどまだ、

僕にはその方法がわからない。


もう動かないと思っていた心が
突然、動き始めるから

この感動をどうにかして

この心に止めておきたいと思う。



だから少しずつ、

音楽をはじめてみようと思う。



時間はつぶすほどあるし、

道具もある。


今はまだ、その力は僕にはないけど

いつかこの、溢れかえる言葉の少しを

音楽にできたらいいなと思う。



今までゴミみたいに思ってた

グサグサと心臓をエグる言葉も。


そうすればただのゴミじゃなくなる気がして。



何もできない僕だけど、

上手く続けられなくて
いつも中途半端にあきらめて来たけど、


ただ、好きだから、

自分もできるようになりたいと
思ってしまったから…。



闇雲に走りはじめても、
意味はないのかもしれない。

ゴールを目指すどころか、
今はスタート地点すらわかってないのかも。



それでもやり遂げない限り

これはただの妄想にしかならなくて、


何かをやり遂げたい僕は

ただ走り続けるしかないんだと思う。


今も、言葉が浮かぶまま筆を進めているだけで、

この文章が現実になるのか、

ただの創作物になるのかも


正直僕にはわからない。



でもきっと、

この言葉たちが尽きるころには

僕の中に何かが見つかっているんだと思う。


いや、
そうなってて欲しいだけ、かな。


”何か”にはなりたいけど、

その”何か”が僕にはわからない。

それが今僕の持っている”何か”なのか、

それとも僕の知らない、新しい”何か”なのか。



その”何か”が何なのかわからないうちは

僕は何にもなれないのかも。

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