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Chromium OS 研究会を開催します #くろけん

こんにちは、インターネットプラス研究所 代表の澤田です。
2020年9月26日(土)に Chromium OS 研究会 #1 をオンライン開催します。
勉強会といっても澤田が「Chromium OS に最近ハマってきたのでアウトプットの場をつくりたい」というノリで開催を決めたものであり、参加者相互で勉強や交流の場をつくるのはこの先の目標です。ちょっとした興味でも構いませんので、お気軽に参加ください。

開催のきっかけ

ドン・キホーテで買ってきた2万円のパソコンに、Chromium OS をインストールしたら日々の大抵の仕事がこなせるレベルの環境ができてしまいました。

このことを興奮気味にTwitterにツイートしたところ、予想以上に好意的なフィードバックをいただいたことから今回の体験を共有し、Chromium OS のコミュニティを作りたくなり勉強会を開催することにしました。

イベントについて

2020/09/26 (土) 20:00 よりオンライン (Zoom) で開催します。
ハッシュタグは #くろけん  にしましょう。

現在 Peatix でチケットを無料販売しています。
Zoom の仕様上、先着100名様となりますのでご希望の方はおはやめにどうぞ。

■ドンキの2万円パソコンを Chromium OS に変身させる

ドン・キホーテで19800円(税抜)で販売されている「MUGAストイックPC3」に実際にChromium OS をインストールしてみます。

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この格安PC、インストールされている Windows 10 では「Windows Updateがはじまると CPU 使用率が数時間にわたり100%に張り付く」ほどの状況に陥りますが、Chromium OS に変えたらどうなるでしょうか? 開梱からインストールまでライブハッキングに挑みます!

■ テレワーク環境への導入を通じて実感した Chromium OS のメリット

Chromium OS のメリットについて、テレワークへの実戦導入を通じて得た知見をもとに語っていきます。
- セットアップは簡単?
- コストはどれくらいかかる?
- Webブラウザだけで仕事になるの?
- Microsoft Office はどうなる?
- ビデオ会議や画面共有は問題ない?
こうした疑問に答えていきながらメリット・デメリットを確認していきます。

■ 質問コーナー、懇親会

セッション終了後はブレイクアウトルームで懇親会をしましょう。

おまけ: Chromium OS に注目する理由

Chrome OS は Google が開発したパソコン用のOS (Windows, macOS, Ubuntu Linuxなどに並ぶもの) で、パソコンやスマートフォンで動作する Google Chrome ブラウザの派生製品として開発されており、ブラウザ以外の機能を最小限にすることで軽快な動作性と高いセキュリティが特徴です。Chrome OS が搭載されたパソコンは Chromebook というブランドで販売されており、4万円〜10万円程度で購入することができます。
この Chrome OS の主要機能は Chromium OS というオープンソースプロジェクトで開発が進められており、誰でもソースコードを手に入れてビルドすることができます。

Chromium OS は非常に軽量であるため、非力なパソコンでも動作します。ドン・キホーテで買った2万円のパソコンはWindows 10を動作させるには大変ストレスフルでしたが、幸いなことに液晶やキーボード、トラックパッドなど部品の品質は高く、Chromium OS をインストールすることで日常利用にフル活用できるようになりました。市場には往年のThinkPadなど良質な部品を兼ね備えながらも性能不足で中古市場に飛ばされたパソコンがたくさんあります。そうした機器を再活用して筆者の会社でテレワーク環境を構築しスタッフに配布したところ大変好評でした。古いパソコンが蘇る姿は大変興奮を覚えます。

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また近年の国家間衝突がソフトウェアのエコシステムに与える影響を回避するためにもオープンソースである Chromium OS が重要な選択肢であると考えています。

ハイテク産業やデジタルプラットフォームの重要性が増す中、安全保障や公平性などの観点からの衝突が増えてきました。輸出規制やプラットフォームのルールなどテクノロジーと関係ない争いで私のマインドシェアが取られることは苦痛でしかありません。オープンソースは世界の誰もが自由に使うことができるため、そうした争いから距離をおき、自分がほんとうにやりたいことに集中できます。現に Chromium OS をベースに教育向けパッケージを追加して Google アカウントへの依存を排除した FydeOS は Google が規制されている中国を含めて世界中で利用することができます。

今や Web ブラウザがあれば多くのインタラクションを実装することができます。事務機器としてのパソコンだけでなくサイネージや IoT 機器などあらゆるを homebrew (自家醸造) するために活用できる Chromium OS に新たな可能性を見いだしています。

イベントの参加はこちらからどうぞ。お待ちしております。

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