サンスクリット事典/カーンダヴァプラスタ/インドラプラスタ
パーンダヴァ達の治めた首都
[khāṇḍavaprastha, खाण्डवप्रस्थ / indraprastha, इन्द्रप्रस्थ]
パーンダヴァの首都。現代インドの首都デリーと同じ。
ダルマプットラ(ユディシュティラ)は王国の半分の領有権を主張し、ドゥリタラーシュトラに命じられた通り、兄弟たちと共に森のカーンダヴァプラスタに向かった。シュリークリシュナが彼らのそばに立ち、ヴャーサのような偉大な賢者たちが彼らを助けた。彼らは森の中にインドラプラスタというインドラローカのように美しい都市を築きました。
かつてアグニはカーンダヴァの森を焼き払った。(カーンダヴァダーハ参照)。アルジュナはマヤと他の5人を火事から救いました。マヤはアルジュナに、命を救ったお礼に何をすべきかと尋ねた。アルジュナは、自分の命を救ったからと言って見返りを期待するのはふさわしくないと答え、マヤが見返りに何かをすることを強く望むのであれば、それはクリシュナのためにすることかもしれないと答えた。そこでクリシュナはマヤに、パーンダヴァたちのためにインドラプラスタに世界で最も美しい宮殿を建てるように頼みました。そして、ブラフミンたちに十分な祝宴をさせた後、マヤは1万キロの広さの地面に印をつけた。そして、マヤはカイラーサ山の西にあるマイナーカ山に行き、ビンドゥと呼ばれる池に大量の金と宝石を貯蔵した。マヤはそこからそれらの材料とデーヴァダッタと呼ばれる法螺貝を持ち帰り、インドラプラスタに世界で最も美しい宮殿を建てた。宮殿内には美しい池がたくさん作られ、ガラスで様々な模様の回廊などが作られた。それはとても美しく、一見して、本当は水がないところに水があるかのような、またその逆の錯覚を起こさせるように造られていた。その最も美しい建築の模型を完成させるのに14ヶ月かかった。
ヤーダヴァ王朝のアニルッダの子であるヴァジュラは、パーンダヴァの時代以降、インドラプラスタの主となった。
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