サンスクリット事典/アンバーリカー

カーシー王の娘(三女)ヴィチットラヴィールヤの妻 パーンドゥの母

[ambālikā, अम्बालिका]
カーシー王の3人の娘、アンバー、アンビカー、アンバーリカの末娘。シャンタヌの息子ヴィチットラヴィールヤはアンビカーとアンバーリカーと結婚した。この王女の母はカウサーリヤーであった。
パーンドゥの母。ヴィチットラヴィールヤは、妻たちの間に子供が生まれる前に亡くなった。一族の消滅を避けるため、ヴィチットラヴィールヤの母サッテャヴァティーは、もう一人の息子ヴャーサを呼び寄せ、アンビカーのために子をもうけるように頼んだ。ヴャーサは半信半疑で母に従った。アンビカーは、暗い顔で粗末な身なりのヴャーサが気に入らなかった。それでも母の圧力に押され、彼女は受動的にその行為を受け入れた。二人が結ばれた結果、ドゥリタラーシュトラが生まれた。悲しみに打ちひしがれた母は再びヴャーサを呼び、今度はアンバーリカーと結ばれるように頼んだ。二人が結ばれた時、アンバーリカーの顔は青白かったので、彼女の間に青白い顔色の子供が生まれた。彼はパーンドゥと名付けられた。このように、両方の試みに失敗したサッテャヴァティーは、アンビカーに再びヴャーサに行くように頼んだ。夜、アンビカーは密かに待女を変装させ、自分の代わりにヴャーサに行かせた。侍女はヴャーサのもとで極上の喜びを味わい、その結果、聡明な息子が生まれた。その息子が高名なヴィドゥラとなったのである。


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