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マハーバーラタ 6.ビーシュマの章

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マハーバーラタの第6章 戦争を前に思いやりの気持ちに圧倒されてしまったアルジュナ。 クリシュナによる教えバガヴァッドギーターによって 知識を得たアルジュナは再び立ち上がり正義の戦…
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2024年3月の記事一覧

マハーバーラタ/6-8.バガヴァッドギーター⑥~瞑想~

6-8.バガヴァッドギーター⑥~瞑想~ シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。 「カルマパラ(行いの結果)に執着することなく、すべきことをする人がサンニャーシーであり、ヨーギーでもある。単なるニラグニ(火の儀式を手放すこと)やアクリヤ(行いをしないこと)でのことではない。 パーンドゥの息子(アルジュナ)よ。それがサンニャーサ(手放すこと)と呼ばれるものであり、それがカルマヨーガであると知りなさい。限られた結果に対する欲望を手放していない人は全くカルマヨーギーではない

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マハーバーラタ/6-9.バガヴァッドギーター⑦~間接の知識と直の知識~

6-9.バガヴァッドギーター⑦~間接の知識と直の知識~ シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。 「プリターの息子(アルジュナ)よ。『私』に専心し、『私』に明け渡し、ヨーガを選ぶことで全く疑いを残さずに『私』を完全に知る為の方法を聞きなさい。 このジニャーナ(間接の知識)をヴィジニャーナ(直の知識)と共に、全く省くことなくあなたに教えましょう。これを知れば、この世界においてこれ以外の知るべきことなど何も残らない。 何千もの人の中で、わずかな人だけがシッディ(モークシ

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マハーバーラタ/6-10.バガヴァッドギーター⑧~不滅のブラフマン~

6-10.バガヴァッドギーター⑧~不滅のブラフマン~ アルジュナは言った。 「最高の人(クリシュナ)よ。そのブラフマンとは何ですか? アッデャートマ(自分自身の中心をなすもの)とは? カルマ(行い)とは? アディブータ(生き物たちの中心をなすもの)は何であると言うのですか? アディダイヴァ(神々の中心をなすもの)は何であると言うのですか? マドゥスーダナ(クリシュナ)よ。この体において誰がどのようにアディヤジニャ(儀式の中心をなすもの)であるのですか? そして、考えが安定

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マハーバーラタ/6-11.バガヴァッドギーター⑨~知識の王、秘密の王~

6-11.バガヴァッドギーター⑨~知識の王、秘密の王~ シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。 「さて、偏見や嫉妬のないあなたに、グッヒャタマジニャーナ(最も秘密にされている知識)をヴィジニャーナ(直の知識)と共に、詳しく解き明かそう。これを知ることであなたはアシュバ(不吉なもの、サムサーラ)から解放される。 これはラージャヴィッデャー(知識の王)であり、ラージャグッヒャ(秘密の王)であり、最も偉大な浄化であり、直接認識されるものであり、ダルマに反しないものであり、

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