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海外渡航2〜4週間前の準備 〜金融機関等の手続き〜

ビザが発給されて出国するまで9週間。
ぼちぼちと準備を進めていましたが、4週間前からは桁外れにタイトルな毎日に。

今回は、渡航前2〜4週間前にしたことの中で、金融機関とクレジットカード会社への手続きについて書いていきたいと思います。
書類のやり取りが必要な場合があるので、少なくとも渡航3週間前の週には手をつけ始めないと間に合いません。
金融機関は平日昼間しか開いていないし、クレジットカード会社のナビダイヤルは繋がりにくいし(特に土日や夕方以降や月末)。
結構日にち・曜日・時間に制限があることなので、フルタイムで仕事をしながらの手続きとなると、思った以上に時間がかかりました。

まずは、銀行や郵便局。

多くの金融機関が「日本に住民票がない状況なら解約」と、窓口やHPで言っています。また、ローンの支払いなど定期的にお金が動いている場合は、百歩譲って「国内の連絡先を届ける」ことをお願いしているようです。
これは、海外から・海外への送金が犯罪や反社会的なことに使われるマネーロンダリングへの取り締まりが厳しくなっているからとのこと。

こういうことを事前にいろいろな方のブログなどで見ていたので、今持っている口座や預金を洗い出して、「使っているもの」「使っていないもの」を把握して、「海外に2年くらい転居するんですが手続きとかあるんですか?」と片っ端から問い合わせを始めました。

●都市銀行
 渡航後も給与や賞与などの振込が一定期間続く口座で、1番目に問い合わせたのがココ。
 解約は困るので国内連絡先の変更を依頼しようと思っていましたが、そんなことしなくてもいいのにという雰囲気。混んでいて近日中の来行予約が取れないこと、そして、銀行から郵送や電話で連絡される可能性もほぼないとのことを聞き、そのままで不自由はない感じなので、何も手続きせずそのままに。
 なお、日本の店(ネット等)で買い物をして、インターネットバンキングでそこの店(日本の口座に)に振り込むというのは、海外送金ではなく普通の送金なので全く問題はないと教えてもらいました。
●信金1つ目
 渡航後も社会保険料など毎月引き落としがあると伝えると、解約せず、また、住所変更等の手続きも不要で、帰国後新たな住民票住所が決まったら住所変更手続きをしたらいいとのことで、そのままに。
●信金2つ目
 昔定期預金のキャンペーン金利が高かった時に作った口座で、そのまま出入金せずに数年以上だったため、解約するよう言われて解約。
●農協
 子どもの学校費の引き落とし口座となっていて、最終引き落としが渡航後のため口座を残す必要があるのですが、問い合わせると「海外に行くとの問い合わせがあれば、規則上解約手続きの回答をせざるを得ない。ただ、申し出がない限りは短期間なので知る由もないけれど。」と歯に物が挟まった感じの答え。どうしても口座を残す必要があったので、聞かなかったことにしてもらい、そのままに。
●ゆうちょ
 HPに国内の送付先住所の届出をすることで口座の維持ができると唯一明記してあったので、それをしたいと伝えたのですが、「2年間くらいなら転送届を出しておけばそれでいいです」と。転送は1年間だから・・・と心配していると、1年後にもう1回転送をかけると2年間転送されるでしょ、と。そう言って、何枚か転送届をくれて、1年後に国内に住んでいる誰かに代わりに出してもらってね、と言われて終了。
●地方銀行
 実家の地域の地銀で帰省した時に使っていましたが、この8年間近くは全く使っていなくて。海外にいる間に出入金がない期間が10年を超える可能性があったので、解約しました。
 遠方なので解約手続きに行けないのですが、手数料を払って「取り立て」という手続きをすれば今住んでいるところの近くの金融機関で払い戻しを受けることができるとのこと。別の地銀に口座を持たないため信金を取り立ての窓口に選びましたが、地銀同士でないので追加の手続きが必要とのことで、郵送したり信金に何度か足を運んだり。結局解約手続きが全て済んだのは渡航2日前でした。
●インターネット銀行
 定期預金の金利が高かった時に使っていましたが、出入金もなく使っていないため、解約。

次に、クレジットカードの手続き。

クレジットカードは、基本的に海外でも使えるものの、まずネックは「有効期限」です。
通常は、有効期限の1〜2か月前くらいにカード会社から新しい期限のカードが送られてきますが、海外在住期間中に有効期限を迎える場合、これを前倒しで有効期限の延長をしてもらえるかは、カード会社によって異なります。(私は有効期限が到来するカードが2つありました。)
また、最近は利用明細をネット閲覧にしているところがほとんどなので、連絡先変更(国内住所の届出)の連絡の必要性は低いですが、カードの盗難が怖かったため、私は国内連絡先として実家の住所や電話番号をカード会社に伝えました。

●自分の買い物用としてよく使っていた家電量販店のVISAカードは、有効期限延長ができず、解約。
●家庭の買い物用としてよく使っていた小売店のVISAカードは有効期限延長が可能で、新カードが1〜2週間で届きました。(ETCカードも更新。)
●自分の買い物用として便利に使えるクレジットカードがなくなったため、都市銀行のVISAカードと付随するUnionPay(銀聯)カードを申し込み、1週間くらいで届きました。

このような機会でないと、クレジットカードや金融機関口座の断捨離ができないので、良い機会になりました。

【得た教訓】
・ほとんど使っていない口座は解約を勧められる。よく出入金がある場合は金融機関によって取扱の指示がまちまちだが、今後も海外口座への出入金がなく日本の口座間での出入金のみなら、そんなに指示はされない。(帯同家族の場合は、海外口座と日本の口座とのお金の行き来はほぼないと思われます。)
・クレジットカードは有効期限前の更新を断られる場合もある。
・クレジットカードの有効期限の延長は、ネットや音声案内では受け付けていない手続きで、有人のナビダイヤルに電話する必要がある。引落日付近を外し、13時〜15時が比較的繋がりやすかったが、それでも繋がるまでに時間がかかり、通話料がかさむ。

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