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海外での携帯電話番号の取得

長い隔離&健康観察期間が終了してすぐにする手続きは、居留許可申請でもなく、銀行口座の開設でもなく、携帯電話番号の取得でした。

他の国はどうかわかりませんが、ひょっとして中国特有かもしれません。
というのも、公共交通機関を使うにも、商業施設に入るにも、居留許可等の申請に行くにも、感染症対策のため携帯電話で健康コードを提示しないといけないのですが、それが携帯電話番号に紐づいているのです。
携帯電話番号がなければ、実質どこにも行けないのです。

また、お店での支払いなどはほとんど携帯電話での微信か支付宝の決済で、この決済の事前準備に電話番号での本人認証が必要なのです。
(もっと正確に言えば、本人名義の銀行口座を紐付けないと決済の自由度が低いのですが、この辺りはまた別の機会に。)
そして、それ以外にも、居留許可申請にも銀行口座開設にも交通カード取得にも、淘宝や京东などのネットショッピングにも、商店等での会員登録にも、なんでもかんでも携帯電話番号が必要なのです。
ということで、携帯電話番号がなければ、実質支出ができないのです。

その携帯電話番号の取得は、やはり現地の言葉が話せない状態では大変ハードルが高いので、通信会社へは通訳に同行してもらいました。
というのも、このように本人確認を兼ねた重要な電話番号ですので、かなり厳格に審査されて取得する形となっています。
書類を書いてパスポートを見せるだけでなく、写真や動画撮影など、いろいろな角度から本人確認をされました。

そして、携帯電話の料金プランは、日本とほぼ一緒。通話時間と通信量上限によって料金が違うので、自分に合う組み合わせで契約するのみ。ただ、通信量の上限を超えるとかなりの額の追加料金が必要となるので気をつけるよう言われました。

<中国の携帯通信で感じること>
・番号メール(SMS)が多用されている。(政府、銀行、会員登録したところなど、いろいろなところからの重要な連絡はSMS。)
・商業施設はほぼWiFiが飛んでいて店舗にパスワードが掲示されている(はずだ)けど、そこに繋がなくても通信量の心配はない。(健康コードの提示や支払いコードや会員コード提示、地図を調べたり翻訳ソフトを起動するなど、何度もネットをつなぐ機会があるものの、意外と通信量のギガ数が少なくて驚きました。)
・wechat等の容量が大きくなりがちで、携帯の容量を圧迫してしまう。
・ネットショップや商店の会員登録をした時に、電話番号に前の所有者が紐づけられてしまう場合もあり、その人が出入り禁止を受けていた場合はうまく登録できなかったりすることも。

携帯電話の設定やアプリは、日本語だとしても、使われている言葉も設定もいろいろと難しいことが多いですが、ましてや現地の言葉ではかなり大変です。
翻訳ソフトを通してもうまく翻訳されない単語も多いので、一つのことをするのにも、時間がかかってしまいがちです。
わからないまま使っていて時々失敗してしまう(勝手に要らないサイトに登録していたり、不都合な設定になっていたりする)ので、大きな失敗だけはしないよう要注意です。

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