月夜のカルナバル

裸足のまま駆けて行く少女 とある月夜のカルナバル
ベルベットを揺らす風に乗せ 紡ぎましょう命の唄

炎に照らされ踊り続けるの 誰も彼も運命の輪の中
宵闇に沈む銀色の月追いかけ またひとり手を繋いで

幾度生まれて昼と夜を越えて 狭間に沈んでく
命の色も知らぬまま
壊れたものは二度とは戻らない 二度とは還らない
知りながらまだ滴を溢す


さすらい人は足を止めるでしょう 踊る月夜の乙女たち
命の灯は輝き続けて 地上に光る星となる

神に捧げましょう喜びの唄を 奏でられる音に身を任せて
しゃらりと鳴らすは金色のブレスレット 悲しみを覆うように

闇に呑まれる大地に月明かり 地平線を越えて
欠けては満ちる生を知る
涙を数え幾千の夜を越え 尽きていく炎は
夜空に昇り星へと変わる


瞳の中光宿し 誰も彼も運命と踊るの
宵闇に浮かぶ銀色の月のように いつまでも巡り廻る

幾度生まれて昼と夜を越えて 狭間に沈んでく
命の色も知らぬまま
壊れたものは二度とは戻らない 二度とは還らない
知りながらまだ滴を溢す

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