眠りの消えない水底にて

流れ続ける時間に委ねた 閉じた意識を為すのは淡い夢
いつか光も届くと微笑った それは錆びた思索

掌で包みこんだ泡沫 握り締めたら隙間から零れた
微睡みの淵で誰かを待った 白い花が揺れる

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