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【News】衆安保険、今年上期業績好調 マーケットからの注目を集める(20200830)

【一言コメント】
インシュアテックの申し子「衆安保険」の株価が急上昇です。
これを受けて各種メディアでも話題沸騰ですが、果たしてこの評価は妥当なのか?
個人的には、言ってもまだ業界12位の企業でもある中で、答え合わせはまだ先だと思います。

【Newsの概要】
衆安保険のマーケットにおけるパフォーマンスが好調だ。
香港市場に上場する同社は直近の株価で 53.75 香港ドルを記録、時価総額も 800 億香港ドルに達しようとしているが、これは年初来で+91.28%の上げ幅となっており、他に同市場に上場する各社との比較感で群を抜いている。
これほどの株価の上昇が実現している背景としていくつか要因が挙げられるが、その中の一つに同社の持つ高水準のインシュアテックが現在になって評価され始めたという点がありそうだ。
新型コロナウイルスが蔓延した今年度において、オフラインでの保険販売は困難となり、伝統的な保険会社は危機に瀕しているが、その分オンラインでの保険販売に転換する契機となり、保険業界は更なる発展の局面を迎えた格好となっている。
具体的に掘り下げると、中国ではコロナにより
「①消費者の保険に対する評価がポジティブになった」
「②オフライン環境における様々な行動が制限されたことにより保険のバリューチェーンそのもののオンライン化・デジタル化が加速した」
ことが挙げられる。
そんな環境下において全世界的にインシュアテック企業に対する注目度が高まっている。
米国でもインシュアテック企業である「Go Health」、「Select Quote」、「Lemonade」の 3 社が相次いで上場した。
そして衆安保険もこれら錚々たるインシュアテック企業に劣らない注目を浴びていると言える。
衆安保険の今年上半期の業績に目を向けると、顧客数は約 4 億人、その内 35 際以下のユーザーが 55%を占め、一人当たり保険契約数は 9 件、保険料は約 16.9 元となっている。
また、衆安保険は本業の損保以外にも香港においてバーチャル銀行・バーチャル生保を設立しており、広州ではブローカー業も営むなど複数の金融ビジネスライセンスを持ち、更には海外にも事業を展開する等勢いが著しい。
こうした多角的な側面と、従来からのインシュアテックの要素が最近になって見直され、現在マーケットが衆安保険に対し最高の評価をしていると見られる。
(圏中人保険網の記事を筆者が要約&翻訳)


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