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嘘の美に惑わされると、恐れの奴隷になる

おはようございます。
内観パラダイムシフト・コンサルタントの大髙ユキです。

たまっていた新聞を読んでいて、この絵が綺麗やなぁーと思ったから、まじまじと観ていた。綺麗やったかた記事は読まずに、まじまじと見続けた。

ずっと見ていると、お客が黒く影になってて気持ち悪く感じた。そして遊女たちも明るい所にいるけど、格子の中にいて見世物としているから「偽物の美しさで、遊女たちは幸せであるわけない。だから気持ち悪いんや~~。」と独り言を言いながら、まだまじまじと見続けしまう自分がいた。この浮世絵を書いた人の意図を知りたい、自分なりに知りたいと思ったからだ。

すべて嘘の美が作られ、その中で演じて生きている。
遊女も客も寂しさがあり、お客は寂しさを埋めるために遊郭にかよっているのではないか、その寂しさが黒い影として描かれているのではないか。
遊女たちは明るい所でいるけど、顔が見えるのは奥の人だけ。もし花魁だったとしても、売り上げが激減したら花魁の地位を奪われてしまう。そんなの嘘の喜び。第一花魁だったとしても、心の底から花魁になりたかったのか・・・と考えると違うはずだ。ひどい置屋だと、遊女のご飯を犬のように這って食べさせるところもあったほど、遊女に対して偏見があった時代である。でも今の時代でも、それは同じなのかもしれない。
「遊女たちと客は、みじめになりたくない」という恐れから頑張っているのかもしれない、と思うと辛くなって、絵を見るのをやめた。

その晩に夢をみた。
わたしはなぜか歌舞伎町に映画を観に行く予定が道に迷う。
若く綺麗な金髪の女の子が、男性から優しく声をかけられて笑って話をしている。だが次の瞬間、男性が金髪の女性の髪の毛を人に見えないように引っ張り、怖い顔をして何かを脅して、金髪の女の子をどこかへ連れて行っていく。わたしはどこに何をするのか見たくて、こっそりと後をつけた。
そしたら、広場のようなところに、若くて綺麗な女の子たちがたくさんいた。みんな覇気がなく棒立ちになって立ち尽くしている。なんでだろう??とみていると、男性が来て、女の子に何かキツイ言い方をして脅し、女の子は泣く。それが延々と繰り返されている。
わたしはなんじゃこりゃ~~!と思って、何人のかの女の子たちに「逃げないのか?」と聞いたら、無視された。無視するのに私は驚いた。なんで逃げようとしないのか!!と怒りが込み上げたが、彼女たちが選んだ道だし、私はこの場所と人のエネルギーが気持ち悪いので、空を飛んで逃げようしたら、男性たちが追いかけてきた。男性たちも空が飛べて、隠れながら逃げ終えた。

目が目覚めて、なんで苦しい夢を見たのかと考えた。
逃げる夢は、何かに追われているからか?。だとすれば片付けよう。本気で片付けようと決めた。だがスッキリしない・・・なぜだ????

寝ている夫を見て真意が分かった。
お勤めの人達って、金髪の女の子と同じ状態やんけ!!!と気づいた。
ヤフーのCSOの安宅和人さんも学生たちに諭していることがある。

学生「世間を知りたいので、3年は大企業に勤めたいです」
安宅さん「3年勤めて洗脳されるんだよ!」

まさにそう!洗脳される。
意志がなく、きらびやかで目先の欲だけで、世間を知らない学生が就職すると「これが世間だ!」と思って、教育をされて、まんまと洗脳されて、まんまと真意を突き止めない常識という人生のレールに乗る生き方を再び生きていくのだ。そこには自分の言葉で話さないし、自分の考えがなく、上から言われ続けたことを全うしていく生き方が骨の髄まで浸透していく。
鬼滅の刃の鬼のように、偉い人達から認められる事が良しとなり、弱いものを食べ尽くす。
自分の意志がなく就職した大人たちと鬼滅の刃の鬼は同じで、生きるために上の言う事だけを聴く。逃げれるのに逃げようとしない。「そんなの無理!できない!」という教育を徹底的にされているからである。
個々の才能よりも、自分たちが得をする事が良しとなっている。それは生き残るためであるから、下っ端の人達を「そんな綺麗ごとは通用しない!目先を見て生きろ!」という教育をされていき、個々の夢と才能を奪い、意志と意思まで奪っていく。

まさに奴隷だ。

奴隷の頂点になった人達も、何か傷つけれらのだろう。だから奪われてしまう前に奪うという思考に陥ったのだろうと思うが、助けたくて伝えても、その思考に陥った人達にわたしの言葉はまったく通じない。
それに甘い言葉ときらびやかな世界が、実は偽物だとわからないと、復元力まで奪われているために永遠に忙しいままで、燃え尽きてしまう人生になる。
それに騙されてしまった人達は逃げる意欲もなく、棒立ちに立ち尽くしているしかできない。そして恐怖におびえながら生きていくしかできないのだ。夢の中で、彼女たちにわたしがどんなに言っても逃げるのをしない。

実はそれが現実である。偽物を本物だと信じてしまっているからだ。どうしょうもない。

わたしはコンサルを通して、「これ偽物の価値観だよね、本物が本物の価値観こっちだよね」と気づいている人達に向けて行っている。だから自分自身が信じていた価値観が「嘘で作られた虚構の影に目を向ける」ことができる勇気と器の大きさと地頭の良さが必要になる。わたしは仕組みが作れる人達がすでに気付いてる真意を実現化させるためにコンサルを通して、意志がない人達の奴隷精神に陥っている常識を解放させるためにやっているのだ。だって偽物を本物と信じてる人達には、わたしの言葉が通じないんだもん。だから精神的な器と地頭の良さが必要なわけで、内側から気づいた本物の可能性が現実になるのか?!と、目の前にある現実を検証できるから現実を変えていくことができる。
わたしの使命の意志を強くするために、夢を見たのかもしれない。

夢の答え合わせをするために、浮世絵の記事の新聞をひっぱりだし、読むことにした。日経新聞の記事ではこのように書いている。
「中央の遊女は格子に近寄り、なじみの男性客と親しげに言葉を交わしているようだが、真っ黒なシルエットのため、その声が聞こえてこない。作品を見る私たちに、真実の姿を見せる事を拒絶しているかのようだ。
 そもそも遊郭は、一見、華やかな場所であるが、実際はさまざまな「嘘」で塗り固められている。応為(葛飾北斎の娘、葛飾応為。おういと読む)は、遊郭ならではの「映える」光と影も惹かれていると同時に、遊郭の虚構という陰に目を向けていたのかもしれない。」と日野原さんが新聞に書いている。映える浮世絵(9) 葛飾応為「吉原格子先之図」: 日本経済新聞 (nikkei.com)

本物の華やかさには嘘がなく、個々の愛と喜びがあり、それが永続的に続き、壊れてもまた復活する復元力がある。復活したときは、再び愛と喜びを多くの人達に伝染していき、本当の強さを人々に与える。個々の琴線を磨き、その琴線が現実を作るアンテナになる。それが本物の華やかさなんだよね。枠なんかない。だれも枠にはめられない。だって琴線は枠なんかないから。同じ読み方でも金銭は枠を作る。そして金銭は無くなると復活できない。金銭を作り上げているのは、個々の琴線なのだ。それが永続的に人間そのものの喜びと愛で現実を構築させていくから、繁栄していく世の中になる。それを夢からのメッセージだったのかもしれない。

今、ホームページを作るために夫婦合宿をした。
わたしの意志を固めるために、このような夢を見させたのだろう。

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