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最低のクソリプをした人が1万円もらえる大会「#クソリプ王決定戦」を開催しました。

みなさんはクソリプされたことがありますか?
私は殆ど経験したことがありません。

よく考えてみると、クソリプの対象になるのは殆どが名の知れた著名人であり、それ以外はクソリッパーに見つかることもない。
要はクソリプされることも一種のステータスというワケです。

そう考えているうちに「自分もクソリプされたい」という衝動にかられ、ついにとある大会を開催するに至りました。
その名も「クソリプ王決定戦」です。

内容は“一番クソなリプライ(MKR:Most Kuso Reply)をした人に1万円(アマギフ)をプレゼントする”というだけの至ってシンプルな企画です。

お題は一般的な投稿を考え、暑いのにホットコーヒーを買ってしまっただけのツイートにしてみました。参加者はこの無味乾燥な投稿にクソリプしなければなりません。

しかし、なんと40件以上のクソリプが集まり、主催者は通知のたびに失禁しかけるほど承認欲求が満たされることになりました。
クソリプしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

さて、気になるのは「どんなクソリプが来たのか?」という点ですよね。
結論から言うと、優勝を決めるのがめんどくさくなるぐらい、甲乙つけがたいハイレベルな戦いでした。

普段から鍛錬しているとしか思えない“ハイクソリティ”な投稿の数々、せっかくなので可能な限りご紹介させていただきます。
というわけで、ここからは優秀賞と特別賞をいくつか紹介し、最後に映えある最優秀賞を発表したいと思います。

優秀賞

ではまず惜しくも最優秀賞を逃した、優秀賞の発表です。

優秀賞「山根シボル」さん

直属の上司である山根さんは大変リアルな不謹慎厨型クソリプを投稿してくださいました。
もっともらしい理屈をこじつけて非難する割に「セブンかどうかわかりません」と前置きする部分がポイントですね。聞いてない情報を織り交ぜてくるのもなかなかオツです。


優秀賞「もんざえもん(赤松翔)/プロジェクト兄貴」さん

前デの赤松さんはFF外から本当に失礼なクソリプを投稿してくださいました。
有無を言わせず「〜勢ですね」と決めつけ、結びは「よろしいかと思います」という圧倒的上から目線。徹頭徹尾で失礼の限りを尽くした非常に美しいクソリプでした。


優秀賞「紙芝居屋のガンチャン」さん

ガンチャンさんはなんと今大会の最多投稿数6件ものクソリプを量産してくださり、そのどれもが一級品でした。中でも好きだったのがこの一点論破型クソリプです。
誰も気づいていない視点から鋭い一言で相手を黙らせ、相手の無知を、自分の有能さを誇示できると思い込んでいる歪んだナルシズム。ひろゆきに憧れてそうです。素晴らしい短文クソリプでした。


優秀賞「千鶴┊︎コブクロ1曲1note」さん

千鶴さんは何度読み返しても腹立たしい独演会型クソリプを披露してくださいました。そもそも最初の「www」から既に自分の思い出を賞賛するものであり、2文目から既に投稿主へ一切関与しない惚気話の独演会がスタート。絵文字の1つ取っても無駄のない無駄な情報の連続。事実上の準優勝でしょう。


特別賞

ここではクソリプとしてではなく、純粋に投稿として面白かったものをいくつかご紹介いたします。

特別賞「オニオン(大沢隆之)」さん

大沢さんはまさかのクソリプにクソリプを送るというかなりカオスな光景を見せてくださいました。「どなたか教えてください」という文面にも「お前に聞いてもわかんねえだろうから」というリプ相手への蔑みが垣間見えます。

ちなみに、さらなるクソリプをガンチャンさんが返していました。

どうか他所でやってほしい。


特別賞「武藤崇史」さん

同じく人間の先輩武藤さんは、「7」と「11」が素数であるという点に目を付けるという、あまりにトリッキーな視点過ぎて関心してしまう芸術的クソリプでした。おそらく100万人に聞いても同じ答えは帰ってこないでしょう。素晴らしい。


最優秀賞(MKR)

さて、いよいよお待ちかね最優秀賞(MKR)の発表です。
映えある第一回クソリプ王決定戦の頂点に輝いたのはこちら。

「トンカ💀株式会社闇」さん

株式会社闇のトンカさんがくださったクソリプは今大会で一番私をイラつかせ、感動させてくれました。何がそんなに素晴らしいのか、3つの視点で解説します。

1.斬新で理不尽な切り口
コーヒーを買い間違えたという何の変哲もないツイートを見て「パクツイの嫌疑がかけられそうだ」と着想した事が常軌を逸しています。普通のツイートに似た内容を引用してパクツイよばわりするこの手法は、ミルクボーイばりに優れたフォーマットの発明かもしれません。

2.目を見張るほどの悪意
そもそも10年前のツイートまで遡らないと出てこない内容を探し出して、わざわざ「パクツイ」の疑惑をかけるために投げかける。その漆黒の悪意にアッパレです。

3.サイコなまでのありがた迷惑
「パクツイと取られかねないのでいちおう報告しておきますね」の一文には、自らが世直しをしているという正義感に一点の疑いもないサイコみを感じさせてくれます。「ありがとうございます」と言われる前提で送っているのが腹立たしく、字面でそれを表現し切ったトンカさんのツイート演技力に乾杯です。

以上の理由から、今回の最優秀賞「MKR」はトンカさんに決定です。
おめでとうございます!(?)


まとめ

今回の大会を振り返ってみて、このように「あえてクソリプしてみる」という行為がかなり効果的なSNSリテラシーの教育になるのではないかと感じました。

意図的にクソリプができるということは「何をすればクソリプになってしまうか」が認知できているということですから、クソリプ予防のためにクソリプしてみるという手法が有効なのです。

さて、かなり学びや感動の多かった第一回をうけて、極めて近い将来「第二回」が開催される事をここでお約束いたします。
ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。

最後に今回いただいたクソリプをすべてまとめたモーメントを作りましたので、よければご覧ください。
今回ご紹介できなかったクソリプにも素晴らしくクソなものが沢山ありますよ。


サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。