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男の修行

東海学生award本編が終わった。

去年のこのタイミングはプレゼンターとして、振り返りnoteを書いたわけであるが、今回は作り手として。
第6期学生実行委員長として書く。
おい、2022年の上田光太郎。お前今年実行委員長やってんぞ!こらっせる休んでまでawardの作り手のど真ん中やっちゃってんぞ!

自分でもびっくりである。今年の7月に実行委員長になってから約半年間、常にびっくりしながら過ごしてきた。

やってみて正直な感想、、、

めちゃくちゃしんどかったっ!!!
わからんこといっっぱいあった!!!

いきなりゲキダサで申し訳ない。本番後、いろんな方に実行委員長どうだったか聞かれて、その時はアドレナリン出てたから、「楽しかったですねぇ。。」とかほざいていたが、終わってみて家に帰って爆睡してみると、めちゃくちゃしんどかったことを思い出した。

ロジとかなんもわからんし、コンテンツに対してもどう進めればいいのかわからん。人前で話すの怖いし、実行委員メンバーの動かし方もわからん。全然上手く言いたいこと伝わらないし、喧嘩してるし。

おいおいおいこりゃどうなってんのか全然わかんねぇぜ。

とりあえずわかんねぇからわかんねぇですって聞くけど、何がわかんねぇか聞かれて、いやそれもわかんねぇですっていう意味のない問答や、
「うん、何もわかってないことがわかった」という一番ぐさっとくるフィードバックをもらったりしていた。
特に始まって初期の方は1人だったから、1人でこのわかんねぇループを繰り返してて、マジで笑えんことになってた。

しかしそんな時に現れたのが救世主、副実行委員長平山。彼のロールは「実行委員長が生き生きとやること」。
おいおい、そんな俺得のロールを担ってくれる奴がいるのかい?
そんな助け舟のおかげでそこからどんどん僕のアワード生活は好転していった。
1人で悩んでいたことが2人で悩むようになった。平山くんも去年プレゼンターだったから、全部わかってるかって言うとわかってはいないんだが、それでもわかんねぇことを共有するだけでも本当に助かった。

このカオスの現状に対して、笑えるようになっていった。

どうしやいいんだ。。。(悲壮感)から、
どうしやいいんだーーい!!(狂笑)へと進化した。

だから後半戦は楽しかったのだ。
俊輔から「なんでこんなしんどいはずなのに、ふざけてられるんだ?」と不思議に思われたことがある。
でもそれは決して強がってふざけてたわけではなかった。本当に、本当に楽しかったのだ。

わからないなりにも、みんなであーだこーだいいながら、プレゼンターのために何ができるかの本質に立ち返った。
作り手全員とも向き合った。こいつはどんな思いを持っているんだ、パッションはなんだペインはなんだ、どんな言葉が一番こいつにとってためになるんだろう。僕はプレゼンターだけでなく作り手側にもそんなことばっかり考えながら向き合った。
思い通りにいかないことばっかりだったし、キレそうになることもいっぱいあったし、いや知らねーよってこともいっぱいあった。
でもこの七転び八起きの日々が、RPG的な毎日がまるで僕らが物語の主人公のようで、輝いて感じていたのだ。

そしてついに直前合宿・本番。作り手・プレゼンター全員が120%の力で、ゾーンに入った状態でこの場に臨むことができた。
みんな目が血走っていた。全員バーサーカーみたいだった。お前そんなやつだったっけ?ってやつも鼻息荒くプレゼンターに向き合い、ゾーンに入りすぎて聞かれてること無視して、いきなりプレゼンターに熱いメッセージを語るやつもいた。

プレゼンターも直前合宿の時は声ちっさかったのに、めちゃいい声出すやんって子もいれば、人前で話すこと自体チャレンジだったのに、6分話せるようになっていたり、朝の段階ではプロジェクトぶち壊れてたのに、本番でえぐい(いい意味で)プレゼンする子もいるし。

もう面白くて仕方なかった。ああ、みんな真剣になるってこんな面白いんだ。

これは感動とか御涙頂戴なんかじゃない。僕にとってはもう“お笑い”だった。

高校時代の恩師が僕にこんな言葉を残した。

「笑われるんじゃなくて笑わせる男になれ。」

当時は面白いギャグが言えるようになるといいのかなとバカみたいなこと考えてたけど、今ならわかる。

全員が真剣になってやるから本当に面白くなるんだ。笑いすぎて泣けてくるくらいの景色が生まれるんだ。


僕はアワード中ずっと「リーダーシップ」について考えてきた。そして僕はその先何が描きたいのか。

僕にとってのリーダーシップは、
「全員と向き合い、面白いものを一緒に真剣に面白おかしく作ること。その過程自体を楽しませること。」

そして目指すものは、
「面白すぎて泣けてくるくらいに全員が真剣で主役の景色」

僕はみんなに苦しんでほしくないなんて思わない。頭を悩ましてもいいし、泣いてもいい。
けど、それでもやりたいなって思えるくらい面白くて、美しいものを創ってるんだって誇りに思って欲しい。

7月の時点のなんもしらないなんもできない俺らがオーディエンス330人呼んでくるなんて誰が思ったんだ。
苦手なことでも本当にやりたくないことでも歯を食いしばって、心をすり減らしながらでも、なんとしてでもやりきったからこんな景色が作れたんだぞ。

間違いなくお前の成果だ!お前に言ってんだぞ平山!

本当の本当にありがとう。
一緒に日本海行って美味い魚食おう。

コア実行委員のみんなも、苦しい中みんなで一緒にわかんねぇ!!ってなってた時間は今思えば楽しかった!最後までかけぬてくれてありがとう。

あと自分も苦しい中だったとおもうんですが、苦しそうでくたばってる背中を見せながら、本気で向き合ってくれたジーニョさん。
ジーニョさんが支えてくれたから僕たちはここまでやってこれました。本当にありがとうございます。


最後に、僕が実行委員長になった時に白木さんがくれたメッセージ。

男の修行
苦しいこともあるだろう
言い度(た)いこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣き度(た)いこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である

山本五十六の名言である。

確かに苦しいこと言いたいこと不満なこと腹立つこと泣きたいことたくさんあった。
それでも、やりきれたのはこの言葉のおかげだ。これからもそんなことばっかだとおもう。地域でやっていく上でも、いろんなことある。
けど、僕は男の修行だと思って笑い飛ばしていきたい。泣きながらでも、ゲラゲラ笑いながら乗り越えていきたい。

本当に大切な機会を与えてくださりありがとうございました。これが僕のLCEです。


ここで僕の東海学生アワード学生実行委員長としての一番大きな役割の一つは終わる。あとは、引き継ぎだ。7期のアワードをどう作るのかが僕の次のミッションだ。
んで、今までほったらかしにしてたこらっせる。本当にサボってすみませんでした。ここから頑張ります。強くなったんでこれを機にぶち上げていきます。

まだまだ僕の人生も面白くなる。死んだ時に家族から大爆笑されるような人生を歩んでいきたい。

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