新宿 崩れかけた街。
・日曜日の日記です。
・暑い。梅雨の最中なんて嘘みたい。でもまだ開けてないらしい。
・珍しく新宿へ、珍しく昼間から。エアコン対策らしい。でも結局外出するとお酒を飲んでしまうのでお金がかかることにはかわりない。まとめて払うより、こまめに払う方がダメージが少ないから意味はあるとのこと。少しわかる。
・渋谷を通過。最近渋谷のハチ公方面を避けるようになった。夜になるほど異常に酸素が少なくなり、誰かから吐き出された二酸化炭素を吸わされる。毒々しい髪と服と、若い嬌声が耳に刺さる。
・ぼんやりと新宿へ。心配したほど苦しくない。昼間だからかもしれない。かっぱという居酒屋はとても空いててホッとした。でも変な匂いとビール199円でアーと少し思う。飲み始めたら結構どうでも良くなってくるんだけど。一応、ビールを瓶にしてみる。ポテサラを頼んだらゴマだれでびしゃびしゃになった変なポテサラが出てきて、生春巻きを頼むのをやめた。潔癖だな、わたしは。
・馬券を買ってから、偶然見かけた外の立ち飲み屋でビールをもらう。狭い道路に面していて、ときどき車が通るのでそれを避ける。道にはみ出して、外で酒を飲んでいると、自分が新宿の街の一部を構成している実感があって、それはそれで気持ちがいい。暑いけどここは日陰で、冷たいビールがおいしいからかもしれない。警察がだれかに拡声器で罵詈雑言を浴びせている。これが新宿なんだな。知っていたけど知らなかった。
・コンビニにお金を下ろしにいくというのを普通に見送ったけど、なかなか帰ってこないから心配になってきた。前にこんなふうにして、ふと記憶がなくなってしまったことがあったな。もう携帯の充電もないし、帰ってこられないかもしれない。そしたらどうしよう。そしたらもうダメかも。電話もできないし。
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