私という私だけの存在に一度なりたかったんだ
1996年に私はこの世に生まれた。
当時はこの子がどういう人生を描いていくのかなんて誰も知らない。
私は厳しくも自由という選択肢を与えられた人生だと思う。
必要最低限にいわゆる”普通”という道を歩んできた。
何不自由もきっとなかったし、それなりの幸せを手に入れることは簡単だったと思う。
でもある時から、一度家族という集団から抜け出して見えない壁から抜け出したくなったんだ。
理由も根拠もない。
けれど、全てをリセットして本当の自分を探したいという理由づけだけをして離れ