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Twitterからの再録:人生VS情報収集能力

たまに私のTwitterがえらく刺さる人がいて、そのひとりに今日「noteやってみる」ことを提案されたのでアカウントの存在をバラします。実は2年前からありました。
大して触っていなかったし、公開にあたってIDも取り直しています。私だというのが伝わるように。

昔した、
「情報収集能力は、人生でかなり重要な武器になる」
というはなしをします。
あの時とは違うかもしれませんが、今の私の言葉で書きます。

これですね


ひとは生まれた環境、出会った事象、自分のおこない、体質資質色々なものが合わさってその人となりが構成されます。
全て本人の努力次第なんてことはなく、見たものや目指したものと自分の手持ちがあまりにかけ離れていて現実的ではないこともあります。

恐らくその時に大きく状況を左右するのが、
「わからないことを調べる」「欲しい情報まで辿り着く」
能力だと思われます

その力を年齢とともにいつのまにか少しずつ身につけている人もいれば、
なかなかスキル解放に至らなくて何度も解放クエストに挑む人もいるし
そもそもそのスキルの存在を知らない人もいるわけで

このスキルとの接触は、学校ではいわゆる「辞書を引く」「図書館で本を探す」などから始まるのですが
その後の人生で、主要5教科以外のすべての作業で「疑問に対する答えまで自力で辿り着く」「情報収集でその場の問題の突破口を切り開く」力が必要になるなんて誰が思うでしょう
それがわかっている小学生がいたら、そいつのことを賢いって言うんですよ ほんとに……

程度の大小はあれ、人間はいろんな困難に直面するでしょう
受験だって言ってしまえば大学のレベルと自分のレベルの差を埋める作業ですし、日常生活の困り事だって家庭科の教科書の内容を深められるか、思い出せるかだし 体調不良だって、昔はよくあった「家庭の医学」を引いてどのお医者さんに行くかを選ぶ作業なわけです 言ってしまえばね。

自分の初期ステータス値で低いところからトラブルに食いつかれるし、それを別ステータスで乗り切れたらもちろんいいけど
そのステータス値と関係なく、全方位で使える地味だけど最強の武器が「情報収集能力」です。そう思います


この問題を解きたいけど解き方がわからない……
そんな時に答えを見て書き写さず、それが「どの分野」の問題で 「どのテーマ」から出題されていて 「どの公式」を使って「どの数字」を代入するのか それが問題を解く時に頭の中で起こっていることですけれど、まあテストでは時間制限もありますし
課題も時間制限がないわけではなく、そうなった時に学生さんなら他の教科を落とさないようある教科を捨てる、なんてことがあるわけです。

昔数学の課題がどうしてもできなくて、「心を改め」て「わかるまで考えよう」としたことがありました。
この時やったことは「なんのとっかかりも見えない状態でひとりで考える」ことで、
恐らくやるべきだったことは「教科書を見て解き方を調べて、なぜ自分がそのやり方を問題文だけで見つけられなくて、次からはどこを使って解き方を見つければいいのか」を把握することでした。

課題や宿題において「自分で考えなさい」は本当にめんどくさがっている時だけ有効で、「わからない」になってしまったら教科書を見るべきでした。
それまでの人生で「わからない」を経験しなかった それに気づいていなかったせいで、「わからない」時の戦い方が本当にわからなかったんでしょうね

結局5時間考えてわからず、ただ5時間使いました。


理論上ではありますが、最初がどれだけ低いレベルからのスタートでも、調べ物力の高い人の方が目標達成の確率は上がると思います。なぜならば障害の数と大きさは違っても、乗り越えられる可能性が高いためです。
一方で、地頭がいい人でも数多の受験戦争で伸び悩む人 そこそこスポーツが得意でもプロや各大会の優勝者になれない人などは、自分やチームの課題を乗り越えられないため目標達成率が下がるのかなと思っています。根性論ではなく、スキルが解放されているかどうか チーム戦の場合は解放されている人の割合なのではないかと思います。

チームの中の1人、特に周りにはたらきかける力の強い人が調べ物人(しらべものんちゅ)だと周りも自然とそのスキルの恩恵を受けられることが増えます。それで周りがそのスキルの存在に気づき、自分が同じスキルを身につけることもあるでしょう。
ただその一方で、誰かが調べ物人でも周りが適切な工夫の方法にたどり着けない場合はどうしても達成率は下がると思われます。どんなに調べ物人がその時必要な工夫を効果的な形で提案しようとも、それをそもそも聞き入れたり実行したりできなければそのスキルは無かったことになります。

そういうことを考えると、課題の種類や分野、自分の状態に関わらず「自分に必要な情報までたどり着く力」「ほしい情報を自力で調べ上げる力」は、状況を変える最も大きな要素のひとつなのだと思うのでした。

今私も体調や仕事のことであれこれ悩んでいますけれど、先のツイートを気に入ってくれた人がいたということを それと本当に自分に必要なものを自分に理解できるレベルに噛み砕いて手に入れたらうまくいくかもしれない、ということを改めて胸に置いてやってみようと思います。

よく観察しよう よく周りと自分を見比べて、良い悪いではなく着実にやろう

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