見出し画像

一遍上人と出逢う 神奈川県藤沢市 時宗総本山遊行寺(藤沢山無量光院清浄光寺)私の百寺巡礼161

時宗の宗祖・一遍上人は特定の寺を持たず全国各地を念仏踊りをしながら廻った方だ。
その一遍上人の教えを受け継ぎ、総本山として建てられたのが、ここ清浄光寺だ。通称は遊行寺と呼ばれている。


時宗開祖一遍上人から数え、遊行4代目の呑海上人によって正中2年(1325)開山されました。 一般には「遊行寺」「遊行さん」などと呼ばれ親しまれています。 この寺は北朝の後光厳天皇から「清浄光寺」の勅額をいただきました。永正10年(1513)北条・三浦の戦火を受け全焼しました。慶長12年(1607)再建されましたがその後もたびたび火災にあいました。関東大震災でも甚大な被害を受け、昭和12年に今の形に総本山の復興がなりました。(藤沢市観光案内より)


箱根駅伝でもお馴染みの遊行寺坂だ。
今回、私は戸塚駅からバスで行った。

旧東海道の入口になる。

こちらが藤沢駅から歩いた場合の入口だ。


遊行寺というと、銀杏だ。

道路を挟んだ向かいに諏訪神社があるのだが、遊行寺の敷地内に諏訪神社の神楽殿がある。


一遍上人の像が目立つ場所にある。


さすがに大本山だけあり、広かった。
で、目的である御朱印帳はどこで買えるのお?と迷ってしまった。
本堂入口に書置き御朱印はあるのだが、御朱印帳はどこで?
と案内板をやっと見つけると、寺務所の方に住職初め、修行僧の方ら皆さん、おられるようだ。

ここを入って行く。

敷地内には宇賀神社がある。


実は、14年前に息子が中学受験で一度同じ敷地内にある付属中高に来たのだが、当時は全くお寺に感心がなく。ごめんなさい。学校しか見てませんでした。


ただ、当時、付属中高の校長もされておられた遊行寺の他阿真円[たあ・しんえん]上人は覚えている。この方は亡くなられるまで藤沢市では有名なかたであった。
小田原や鎌倉など、時宗のお寺に行ったことがあるが、遊行寺の付属中高出身者も多く、この上人は本当に評判が良かった。
菩提寺でない方、違う宗教の方にも評判が良い。それって素晴らしいことだと思う。

同じ敷地内なのだろうか。山門の中に幾つか時宗寺院があった。いわゆる末寺というものだと思うのだが、何となく本山末寺関係をこの日理解したような気がした。
本山は修行の場。お墓、檀家を持たない。修行僧らが忙しく働いている。
気軽に入る事が出来、御朱印も頼みやすい。
末寺はお墓、檀家を持つ。だから、お盆、彼岸など忙しい。それから現代では「家族の住む住宅」感覚もあり、家族優先。つまり、檀家でない場合は、本堂に上がらせてもらい、御本尊を拝むとか止めた方がよい。
ただ境内にあるお地蔵様などに手を合わせるにした方が良いのだと理解したのだった。


友人にプレゼントするべく購入した。

時宗藤沢山無量光院清浄光寺(遊行寺)
神奈川県藤沢市西富1丁目8−1
神奈中バス戸塚駅より藤沢駅行きにて、遊行寺坂上下車
JR藤沢駅より徒歩15分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?