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2000年前からローマの哲人は知っていた 人と仲良くする方法~読書記録24~

キケロは紀元前のローマの哲学者である。
編集して、この著書をまとめたのは、カリフォルニア州のペパーダイン大学で教鞭をとるフィリップ・フリーマンである。

まず!大まかな感想としては、紀元前も21世紀も哲学は変わらないということ。書いてあることをまとめていきたい。

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1.友情には様々な種類がある
「人生には良い出会いが数多くある」ごくありふれた友人関係と、はるかに深い部分で結びついた希少な友人とを明確に区別。

2.善良な人々だけが真の友人になれる
真の友情には「信頼」「知恵」「基本的な善良さ」が求められる。邪悪な人間は、人生で真の友人を見つけることは決して出来ない。

3.友人は慎重に選ぶべきである
「自分の思っていたような人物ではない」とわかった場合、関係を断とうとしてひどく面倒な事になったり、痛手をこうむったりすることもある。友人関係を築くにあたり、よく考えて行動しなければならない。
焦らず、時間をかけて、「相手の深い所に何があるのか」を見極めるべき。

4.友人は、あなたをよりよい人間にする

5.新しい友人を作る事。しかし古い友人も大切にしなくてはいけない
常に、新しい友人関係に前向きでいること。年下の人たちとの親交もよいもの。自分も相手も、より豊かな人間へと成長出来る。

6.友人は互いに対して正直である

7.友情から受ける恩恵は友情そのものである
真の友情は、報酬を求めないし、相手を評価することもない。

8.友人は、自分の友人に不正を働くように頼んだりしない

9.友情は時間がたてばかわることもある

10.友人がいなければ人生は生きるに値しない


愛情や思いやりはごく自然に生まれる物。見返りを求める時点で友情は終わる。
友人に求めてよいのは気高い行為のみ。
友人の為にしてよいのは、正しい行為のみ。
友人関係においては、「感性が似ている」ということが引き付けあう。
気が合わない相手には深入りしない事。「こいつは敵になるかもしれない」と思う相手とどうやって友人になれるのか?
友人関係を持とうとする時に、いつか憎むかもしれないような相手には深い思い入れをしないようにする。
十分に判断してから友人を選ぶ。軽はずみに友人を選んで付き合うと、ことのほか高くつく。
友情はあらゆる人生にそっと入り込んでくるものであるし、それなしで生きるわけにはいかない。
真の友情こそが人生を豊かにしてくれる。

↑までは、キケロの言われた事で参考になることを私なりに書きだした。
納得しながら読んだ。と同時に、自分は友人はいるのか?思い返した。
メールとかラインとか殆どが公的文書。(予約やら広告やら)
同窓会などは独りになるのがわかるから参加しない。
なかなか、キツイものだ。。。

現代は、ネットで簡単に友人を求める傾向がある。そして、私以外の人間にも言えるのだが、あまりにも軽はずみに友人申請をして痛い目にあっている人が多い。人間の持つ感性というか、第六感は紀元前からあった。今でもだ。第一印象において「この人は、、、」と思う人は絶対にいる。
私は、mixiでもTwitterでもブロックしたのだが、私の友人や脅す人を通して無理矢理に友人関係にさせられたことがあった。そして、思った通りの個人情報流出だ。自分の直感というものを大事にすべきだ。

他の方の例をみても、信頼していた人にメールを晒されたり、ヘルパーさんに場所や家族情報をネットに書かれていた人もいた。あまりにも気軽に。の結果なのかもしれない。

自分自身の例を出すまでもなく、友情とは難しいものだ。。。

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