見出し画像

尊敬する牧野富太郎博士が眠る墓所 台東区谷中 天台宗天王寺 私の百寺巡礼184

植物学者・牧野富太郎博士は、若い頃から私の尊敬する人だ。

今年、牧野富太郎博士をモデルとしたドラマが放映されていたが、NHKを近頃はあまり観ないもので申し訳ないが見ていない。

今回は、牧野富太郎博士のお墓に行こう!と訪れた場所だ。


山手線の日暮里駅南改札口を出て、こちらの階段を上がると天王寺だ。
パソコンでのGoogleマップよりもずっとわかりやすい。


何でもこの辺りは紅葉が見事なため、紅葉坂というらしい。


紅葉坂。その名が示す通りの紅葉の見所だ。
東京の、山手線駅から徒歩2分。こんな自然溢れる感じでいいのかーー!
と叫びたくなってしまうのであった。

谷中大仏に赤い紅葉。なかなか絵になる!

こちらは毘沙門堂だ。谷中七福神巡りの1つ、毘沙門天が祀られている。
最近の都内観光客は、欧米人が多いようで英語で説明書きがしてある。
中国人の姿を都内ではあまり見なくなったな・・・

平安時代の文永11年(1274年)、日蓮宗の感応寺として創建。江戸時代の元禄11年(1698年)、禁制であった不受不施派(法華信者以外からは、布施を受けず供養も施さないとする宗派)に属していたため住職は島流しとなり、天台宗に改宗することで存続。寛永寺の北にあることから、比叡山延暦寺の北にある鞍馬寺に倣い毘沙門天を本尊とし、天保4年(1833年)頃には、の毘沙門天王にちなみ寺名も天王寺に改称。なお、明治以降は本尊は阿弥陀如来となり、毘沙門天は毘沙門堂に祀っている。

とにかく、見事な紅葉スポットであった。中の毘沙門堂も素敵でカエデの紅がこんなにも見事な様に感激していた。


実は、ここに来るまで牧野富太郎博士の菩提寺を知らずにいた。ただ谷中霊園にお墓がある、日暮里駅が一番近いな。と、それだけだったのだ。

そして、ここの看板を見て、何ーーー!と思った事がある。
イヤイヤ。自分の勘違いだったのか。
「雑草という名の草はない」
これは昭和天皇のオリジナルの名言なのだと思っていたのだ。

確か、昔からこの名言は知られていた。え?昭和の時代に聞いたんだろう、って?はい。そうですがな。

だが、しかあし!
この寺で知った事実。牧野富太郎博士の言葉じゃないかあ。


谷中霊園内にある天王寺墓所に牧野富太郎博士の墓はあった。
植物にも命がある。
このことを教えてくださった故人に感謝したい。

天台宗護国山尊重院天王寺
東京都台東区谷中7丁目14-8
山手線日暮里駅南口から徒歩2分。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?