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ホームズ少年探偵団2 さらわれた少女たち ロバート・ニューマン~読書記録163~

前回読んだロバート・ニューマン作の第2弾であるが、今回はシャーロック・ホームズとワトソン博士は登場しない。
主人公は前回と同じくアンドリュー。そして、スクリーマー(わめきやの俗語)こと、セーラ。
シャーロック・ホームズのような役割とでも言うべき存在として、ロンドン警視庁のワイアット警部が登場している。

前作にて、自分の実の両親を知らずにいたアンドリューは、シャーロック・ホームズの見事な推理により、母がわかり、共に暮らすようになる。
今回は、仲良しのセーラの母は、アンドリューの家で住み込みの家政婦として暮らし、セーラも共に暮らしている。
セーラは学校に通える事になり、その帰り、他の人と間違えられ誘拐されたことから物語は始まる。その前に、ちょっとした案件もあるのだが。

他の作品を読んでいないのだが、作者はもうシャーロック・ホームズを登場させる気はないのだろうか?
だが、ワイアット警部もなかなかの魅力ある人物で、ドラマ相棒の杉下右京のような感じなのだ。


訳者の神鳥先生が解説しておられるが、現在、世界中にある警察組織もイギリスが原点のようだ。

さあ、アンドリューはこれから?
と、続きを読みたくなってくる作品である。

やはり、ミステリーの原点はシャーロック・ホームズだ。

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