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満開の桜に日蓮聖人の下に集う人々 日蓮宗大本山長栄山池上本門寺 私の百寺巡礼234


とうとう来たね・・・
なんだろう。実は、20代の時に池上駅近くの会社に勤務し、池上本門寺前にあるキリスト教会に通いながらも、池上本門寺に行ったことがなかったのだ。ちなみに、その教会は村岡花子さんが通われていた教会だ。


池上本門寺は、日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。
日蓮聖人は、弘安5年9月8日9年間棲みなれた身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主・池上宗仲公の館で亡くなられました。
長栄山本門寺という名前の由来は、「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込めて日蓮聖人が名付けられたものです。そして大檀越の池上宗仲公が、日蓮聖人御入滅の後、法華経の字数(69,384)に合わせて約7万坪の寺域を寄進され、お寺の礎が築かれましたので、以来「池上本門寺」と呼びならわされています。
毎年10月11日・12日・13日の三日間に亘って、日蓮聖人の遺徳を偲ぶ「お会式法要」が行われ、殊にお逮夜に当たる12日の夜は、30万人に及ぶ参詣者で賑わいます。
そして池上本門寺は「日蓮聖人ご入滅の霊場」として700年余り法灯を護り伝えるとともに、「布教の殿堂」として、さまざまな布教活動を展開しています。


東急花御朱印巡りの1つとして参拝したのだが、翌日はお釈迦様の誕生を祝う花の日。ついでに言うと、今年の桜は遅かった。4月を過ぎてのこの華やかさ。
想像を超える人手に、他人を写さないように写真を撮るのはムリと諦めた。
とにかく、桜を観よう。桜を観る会だ。振舞われたのは、お酒ではなく甘茶だ。ダメな人もいるだろうが、私は好きだ。

なんとなく、大田区の池上に日蓮宗の大きなお寺がある、というイメージしかなかったのだが、ここで出会った僧侶、檀家さんたち。この地に700年以上も信仰が延々と受け継がれている。そんな素晴らしさを感じるのだった。

説法する日蓮聖人を覆う満開の桜。映えるうううう。

花盛り 強き聖人 手招きし

日蓮宗大本山長栄山池上本門寺
大田区池上1-1-1
東急池上線「池上駅」下車徒歩10分
都営浅草線「西馬込駅」南口下車徒歩12分
JR京浜東北線「大森駅」より池上駅行きバス(20分)「本門寺前」下車徒歩5分

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