狸、タヌキ、たぬき・・横浜市港南区 高野山真言宗関宮山東樹院寂静寺 私の百寺巡礼92
横浜市南区に次いで、お隣の港南区も真言宗のお寺が多い。
こちらのお寺は、上大岡駅から20分ほど歩いた所、住宅街の中にある。
東樹院は、沙門順玉が大治2年(1127)に創建したと伝えられ、その後衰廃していたものを沙門至順が嘆き、笹下城主間宮豊前守の助力を得て再興したという。金沢三十四ヶ所観音霊場28番、東国八十八ヶ所霊場70番、金沢三十四所観音霊場28番だ。
こちらの猫だろうか。或いは地域猫か。サビ猫が出迎えてくれた。
梅の花は既に終わりかけていた。この辺りは温かいのだろうか。
こちらのお寺の弘法大師様。他のお寺でよく見かけるものと違う点が1つ。
実に細かい所が気になるのが私の悪い癖でして。(杉下右京さん?か!)
頭にかぶる傘がないのだ。
これについては、謎は解けない。
さて、このお寺。境内には、やたらとタヌキが多いのだ。
本堂の横にあった女性と一緒に立っているタヌキは、どぶろっくが好きそうだ。
お寺で対応してくださった女性に、このタヌキの事を聴いてみた。
すると、タヌキが女性に化けた話を教えてくれたのであった。
港南の街を一望できる東樹院は、「文福茶釜」の言い伝えが残るお寺です。
女性に化けたたぬきが置いていったと言われる茶釜は、東樹院に今も大切に祀られています。
とのことだ。
分福茶釜の話は、日本各地にあるが、この横浜にもあったのかと感慨深く思うのであった。
いずれは、有名な群馬県館林市にある茂林寺に行こうと思うのであった。
高野山真言宗関宮山東樹院寂静寺
横浜市港南区笹下2-24-17
京急上大岡駅から徒歩20分
上大岡駅から江ノ電バス関の上行きにて、関で下車。徒歩1分。
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