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鬼平犯科帳の舞台 墨田区業平 日蓮宗長養山春慶寺 私の百寺巡礼276

春慶寺は、東京都墨田区業平にある日蓮宗の寺院。山号は長養山。旧本山は身延山久遠寺、池上・柳嶋法縁。
四谷怪談で知られる鶴屋南北の墓所がある。
鬼平犯科帳、「本所・桜屋敷」の舞台として、主人公の親友が住んでいる。境内には宇野信夫の歌が刻まれた供養碑がある。


押上駅とスカイツリーの目の前にあるのが春慶寺だ。
押上駅から向島に行き、最後に春慶寺のコースを辿ったのだが、あれ?お寺?と思ってしまった。
大きなビルなのだ。

皆様、こんにちは。春慶寺第27世住職の齋藤堯圓です。
昭和58年に縁あってこの寺に参りましてから約40年が経ちます。先代のご住職が亡くなられて長らく空き寺になっていた春慶寺は、地所が約40坪、檀家さんが3軒という状態でした。奇特な普賢菩薩様のご信者の方が建築費用をご寄進くださり、お堂が再建され、毎日お経をあげるうちに寺に活気が戻り、お参りの方が少しづつ増えました。仏様が結んでくださる縁、仏縁に深く感謝しております。
平成13年に浅草通りに面した現在の堂宇を得てから早や20年、寺の復興に全力で取り組んでまいりましたが、本年古稀の誕生日を機に、お釈迦様が説かれた真理の教え妙法蓮華経を世界に広めるという出家得度した時からの夢を実現するために、再スタートを切る決意をいたしました。
(お寺のページより)

もしかしたら、ここは江戸時代の本来の場所とは違う?などとも思ったのだ。
だが、今の住職は空き寺で檀家さんも少ない中から、こんなに立派なお寺に再建したのであるから素晴らしいなと感じる。


私の大好きな坂東三津五郎さんの名前もあった。


ビルの中に入ってみた。
1階は誰でも気軽に参詣出来る場所であるが、他の階は檀家さん専用の施設のようだ。
両国の真言宗寺院でもこういったビルタイプの大きな寺院があったのだが、都会では今後はもしかしかたら一般的になるのかもしれない。

と思いながらも、鬼平犯科帳の舞台に想いを馳せながら、エントランスにあった普賢菩薩に手を合わせ、災害復旧募金に献金した。日本テレビのような、どこにどう使われるかわからないチャリティーなどよりも、お寺や教会などを通した方が私としては納得するのであった。

下町も変わるもんなんだな・・・
目の前のスカイツリーソラマチ広場では、子どもたちが仮の水浴び場で遊んでいた。かつては打ち水をし、墨田川で遊んだのであろうか。

スカイツリー 寺町見下ろす 水遊び

日蓮宗長養山春慶寺
東京都墨田区業平2丁目14−9
押上駅より徒歩1分

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