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日光を旅する 日光駅周辺と美しき自然

さてさて、日光東照宮、つまり二社一寺を参拝した後は、ぶらぶらと歩きながら東武日光駅まで辿ったわけであるが、やはり、自然の景観には書きとめたいものがあった。


日光東照宮前の駐車場から撮影させていただいた。
大谷川(だいやがわ)は、水量も多く、綺麗な水であった。
新緑豊かな山に映える紫は、山藤だ。
都会の公園や戸建てで見かける藤棚とは全く種類が違う気がする。
藤棚として公園や植物園などで見るのは、野田藤という品種らしい。


そのあまりの美しさゆえ、日光駅に着く前に幾度もデジカメのシャッターを切った。

さてさて、東照宮入口には、神橋という名所がある。

二荒山神社の美しい赤い橋だ。


一面が赤い世界であった。
赤は、火、生命、太陽(天照大神)に表す色とされ、赤い鳥居は悪霊が入らないようにするらしいのだ。
東照宮の真ん前にあるのは深い意味があるのだろう。
赤というと、源平合戦では、平氏は赤い旗、源氏は白い旗であった。
これは、平氏は、天照大神の子孫であることを表すようだ。


神橋の前には、日光を今の名所にした天海上人の像がある。


そして、神橋から少し歩くと、天台宗の観音寺がある。
日光東照宮参道として、入口の役目をはたしている。

詳しくは、こちらに。


こちらは、駅から程近い所にあるカトリック教会である。
金谷ホテルなどは外国人向けの仕様であるが、軽井沢、日光などは、明治期は外国人が好んで訪れたようで、カトリック教会も必然的に作られたのであろう。


だが、町のあちこちに小さな鳥居、祠がある。これは、昔からの地域信仰の現れであろうか。

そして、日光駅から近い日蓮宗最勝寺に参拝した。


供養塔が稲荷神と共にある。

誰もいなかった為、御朱印を頼むことも叶わなかったが、こちらも落ち着いた素晴らしい寺院であった。
日蓮上人の背景にある山には新緑と山藤だ。

又いつか来たい。そんな強い想いで日光を後にしたのであった。

新緑の 聖人映す 日光や 

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