見出し画像

小公子~読書記録146~

『小公子』(しょうこうし、原題:Little Lord Fauntleroy。「小さなフォントルロイ卿」)は、フランシス・ホジソン・バーネット(バーネット夫人)が1886年に書いた児童向け小説。『小公子』の訳題は、最初の日本語訳者若松賤子が、1890年(明治23年)に付けたものである。

画像1

他の訳でも、さらっと読んでみたのだが、やはり村岡花子訳がいいのだ!
私が図書館で見つけたのは、昭和の終わりに村岡花子の訳を新たに編集したものであった。

さてさて、本の内容はと言うと・・・

時は1880年代の半ば、ところはアメリカ・ニューヨーク。
快活な少年セドリック・エロルは母と二人暮らしで、気むずかしい雑貨屋のホッブスや靴磨きのディックと仲良しだった。しかし、ある日訪ねてきた弁護士のハヴィシャムによって、自分がイギリスの貴族・ドリンコート伯爵エロル家の跡取りであることを知らされる。セドリックの父は伯爵の三男で、母と駆け落ち同然に結婚したが、伯爵の息子が父を含めて全員死亡したため、跡継ぎが孫に当たるセドリックしか居なくなったという。セドリックは悩んだ末に、友人たちに別れを告げて、イギリスへと旅立つ。
セドリックの祖父であるドリンコート伯爵は厳格な癇癪持ちで、エロル夫人を息子を誑かしたアメリカ人の平民と嫌っており、彼女とセドリックを引き離して、セドリックを貴族のフォントルロイ卿(ドリンコート伯爵の嫡男の儀礼称号)として育てようとする。しかし、それを知らないセドリックの無邪気さや純粋な優しさは、伯爵の頑なな心を少しずつ動かし、変化させる。


モデルは、著者バーネット夫人の次男らしい。
私が思ったのは、本の中に出て来る神さまに感謝する心。
これは、キリスト教の信仰を持った村岡花子ならでは醸し出せるものだと思う。



画像2

こちらはというと、横浜市久保山にある市営墓地ないにある村岡花子さんのお墓だ。
村岡花子さんのお墓に花を供えたのは私だ。
私は、中学生の時に村岡花子さんの訳された本に出会い、20代初めに、村岡花子さんが通われていた「大森めぐみ教会」に少しの間だけ通い。(じっと座っておられず、すぐに消えた)今は、村岡花子さんのお墓のそばに住んでる。

いずれは、甲府駅前にある村岡花子さんが洗礼を受けた教会を訪ねたいと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?