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鳥居をくぐり抜けての寺院? 仙台市 天台宗眺海山延寿院 私の百寺巡礼171

杜の都・仙台。仙台駅から仙山線にて1駅目が東照宮駅だ。


仙台・伊達藩の街は、青葉城を中心にこんな風になっている。

仙山線は立石寺のある山形まで行くのだが、本数が少ないんだよなと思っていたら・・・
愛子駅までは本数があるじゃあないかあ。仙台市中心部、素晴らしい。


本当に駅前で、坂もないので有難い。
延寿院は東照宮とは線路を挟むが、駅の真ん前になる。


延寿院は宮城県仙台市青葉区宮町5丁目に境内を構える天台宗の寺院です。延寿院の創建は万治3年 (1660)に仙台東照宮の別当である仙岳院の傍院として建立され、寺領は35石を領していました。
文政元年(1818)5月に火災により焼失し、仙岳院15世により文久元年(1861)に再建され、浄円房大権現を本尊である阿弥陀如来像と共に祀る事になります。浄円房は韋駄天のような足を持ち、師が死の床に付いた時、好物の最上の豆腐を求めると、すぐさま最上までの往復を走り抜き、生涯で羽黒山まで238回往復し78歳で入寂、現在でもその霊験をあやかり、足の病気などを治す力があるとされています。
延寿院本堂は文久元年(1861)に再建されたもので、木造平屋建て、桁行三間、梁行二間、入母屋、棧瓦葺で一間の向拝が付き、内部の天井は格天井で様々な草花が描かれています。延寿院本堂は江戸時代後期の寺院本堂建築の遺構として貴重な事から平成8年(1996)に仙台市登録有形文化財(建造物)に登録されています。
延寿院地蔵堂は、江戸時代末期の慶応2年(1867)に建立されたもので、木造平屋建て、間口1間、奥行き1間半、切妻、桟瓦葺、妻入、内部に延命地蔵菩薩を安置されています。延寿院地蔵堂は江戸時代後期の御堂建築の遺構として貴重な事から平成8年(1996)に仙台市登録有形文化財(建造物)に登録されています。
境内には鳥居があり神仏混合の名残を見せ、浄円房が羽黒山から持ち帰ったという「疣神尊」が祀られています。宗派:天台宗。本尊:阿弥陀如来。
(仙台市紹介文)

全くの予備知識なしで行ったもので、山門→鳥居→本堂という造りに驚いた。

地蔵堂

イボを取る神様として祀られているのだが、小石を神前か仏前に備えてください、と実に寛大さを感じた。
昭和20年7月に仙台も空襲にあっていると思うのだが、こちらは被害がなかったのだろうか。文久元年(1861)に再建されたものがそのまま残っている。
神仏習合の時代も感じる事が出来る。昔の様子を理解出来るような、そんな場所であった。

天台宗眺海山延壽院
宮城県仙台市青葉区宮町5丁目6−18
JR仙山線・東照宮駅より徒歩1分

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