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エンディングノート

元フジテレビアナウンサー、寺田理恵子の夫は53歳という若さで亡くなったという。大動脈破裂で、急死だったという。
人は、いつどうなるかわからない。それは寺田理恵子さんの著書を読んでも理解できた。

私の友人でも何人も、親よりも先に亡くなった人がいる。認知症の親を自宅介護していて、眠る時間もなく、介護疲れで親よりも先に・・・などと言った人もいる。

いつどうなるかわからない。けれども、その時に備えて慌てない為には?

そう!エンディングノートというものが良いのだ。
私は知り合いの方から教えてもらい、横浜市の役所で無料でいただいた。

これを作成して既に10年以上、なんていう場合には、又貰いに行くのだ。

川崎協同病院事件のケースを考えてみた場合、やはり「エンディング」といったものがあったなら、と思ってしまう。
既に、脳死状態で人工呼吸器に繋がれ、意思疎通は出来ない。医師が勝手に生命維持装置を抜くと殺人罪とされる。日本は怖い国だ、と思った。
脳死状態の本人の意志は?

数年前に亡くなった私の友人であるが、新聞が溜まっていたので、近所の方が警察に通報。台所で亡くなっていたという。まだ60歳過ぎたところ。
警察が推定した死亡時間の少し前に私とメールのやり取りをしていた。
「図書館に、あの本ありましたよ。今は誰も借りていないので、すぐに行けば読めると思いますー」
と、私はメールした。その直後に、その本は貸し出しされ、ずっと返却されないでいたので、もしや?と思った。

さて、友人はカトリック教徒だったのだが、両親を亡くされ、独り暮らし。
いとこが、火葬だけで済ませ、先祖の墓に納骨したという。事後報告だけを聞き、ショックを受けた人が多かった。教会で葬儀をしてあげたかったと。

そう!だからこそのエンディングノートでもあるのだ。
急に亡くなった場合、ここに連絡してもらう。葬儀は、この神父にお願いしてある(実際、友人は既に神父にお願いしてあったのだ)、などなど、自分の意志を伝えること。
それは必要だ。

又、ペットをどうするか。など細かい事も書けるようになっており、なかなかこのノートはきめ細かい。

若くて健康であっても、今の時代、交通事故に巻き込まれるなどもある。
そんな時に備えるのだった。

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