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愛読書シリーズ 「ヨガの喜び」沖 正弘

こんにちは!本日もおつかれさまです。

ベリーダンサーのSHALA(シャーラ)です。ヨガを継続して習ったことはないのですが、ルームメイトがヨガの先生達であったためそのライフスタイルに直に触れ、また私自身ヨガスタジオでダンスを教えていたりと、身近に接してきました。

こちらの本では、ヨガはポーズを取ることだけでなく、ファッションでもないということがよく分かります。根本となる哲学は生活全般に渡っていて、何度読んでも勉強になります。毎回気付きが得られます。

私にとって特に印象的だったのは、日本の有名な彫刻家が作品をくれるといった時に断った話。高額だから遠慮したと思いなおも勧めてくる作家に対し、彫刻だと思えないからいらないと、はっきり本心を伝えます。

以下、p270より抜粋

「〜(略)〜本当の彫刻というのは、素材の心になって、素材の要求にしたがって、素材のいちばん喜ぶように刻むのが彫刻だ。この木が、こう刻んでくれと君に言ったかね。君は自分の頭で勝手に考えてつくったんだろう。それは利己主義ではないか。木を無視してはいけない。彫刻というのはすでに素材のなかに刻まれているのだ。石の要求、木の心を読みとることができるなら、刻むべき形が目に見えてくるものなんだ。人間はその本来あるべき形を刻ませていただくだけなんだよ。木の心を自分の心にするんだよ。」

まさにミケランジェロですね!

この方が果たして受け入れることができたのか、どのように応じたのかが私としては気になるところですが、お茶を濁さず伝えるところもまた素晴らしいと思いました。もはやヨガのポーズは全く関係ない話とになっていますが、これもまたヨガのエッセンスであるということを大変嬉しく思います。

至高の美容法、健康法としてのヨガのポーズのみならず、食事に関すること、身体のいろいろな箇所が疲れたなど時の具体的なエクササイズなども充実していますし、このようにアーティストとしても学ぶところもあって、普遍的な哲学に感じ入りながら、私もまた常に手元に置いています。

以下は、Amazonのレビューです。


いつも手に取りたくなる一冊

友人が持っており、勧められて購入しました。ヨガのポーズはもちろん、生活していくうえでの精神の持ち方なども書かれています。何気なく開いたページを読むのも好きでいつも手の届くところに置いています。
ヨガのポーズではポーズの解説が丁寧です。レトロなイラストも良いです。何がどこに効果があるのか、また、沖先生のまなざしのような言葉もヨガをする時のモチベーションになります。

ヨガの喜び(光文社智恵の森文庫)

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それではまた、晴れの日も雨の日も、どうか良き日々をお過ごしくださいますよう!

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