ショックだったこと

こんばんは、オノカタナカです。

ふと思い出したことがあったのでその話を。

私は女子大に通っていて、普段は構内に関係者しか入れない所でした。でも学園祭の日だけは誰もが自由に出入りでき、女子大生目当てのおじさんもちらほら来てました。

当時大学一年生で、学科ごとに店を出すのが必須でした。サークルに入ってない私は超がつくほど暇で、それはそれは出店で働きました。

店番をしてたらおじさんが来て商品を買ってくれて、その対応をしていたんですが、その時に言われた一言が「男性でも店にいられるんだ」でした。

私が返答に困ってると、「え、だって男の人でしょ?」と続けられまして。

「え、いや、女です、ここの学生です」と苦笑いで返したら「あ、そうなの。ごめん」と言っておじさんは去ってきましたが、その時のショックたるや。心の中で泣いてました。

学園祭で他大学の男子学生がちらほらいたので、「店もできるんだ」と驚いて私に声をかけたらしいのですが、自分がそんなに男に見られるとは思ってなかったのでもう本当にショックでした。

なぜかこの出来事を今日思い出しました。今でもショックです。以前書きましたが、泣いたせいで鼻水が出てきて、ティッシュがほしくてティッシュ配りのおじさんに「すみません、ティッシュください」って言ったら「女性にしか渡してないんですよ」って言われたときと同じくらいショックでした。唯一の違いは、こっちはマジ泣きだったことくらいです。

そりゃさ、化粧してない私にも非はあるのかもしれんけどさ、そりゃないぜ。他にも男に間違われたエピソードありますけど、大なり小なりどれもショックですよ。

しかも私、別にボーイッシュとか、クールビューティーとかでもないんですよ。ただの色気がない奴なんです。ただの女らしさのない奴なんです。自分で書いてて悲しくなってきた。

女に見られるために髪を伸ばしてきましたが、なんかそれだけじゃ足りない気もしてきました。髪の長い男性もいらっしゃるので。

でもオシャレとか化粧とか絶対に無理なので、どうすればいいんでしょう。痩せればきれいになれるかなと思いましたし、実際きれいにはなるんでしょうが、積極的に痩せようとするのは努力がいるのでなかなかできません。食べることもお酒も大好きなので。

思えば夏なんて男女を問わないTシャツばっかり着てるし、愛用のバッグは男性向けの売り場から探したし、自分の選択で女から遠のいてる気はします。

これはもう、無理とか嫌とか言ってる場合じゃないのかもしれませんね。痩せる……しかないのか……。ブスでデブで髪を伸ばす以外の努力しないとか、そりゃ報われるわけないよって話ですよね(髪を伸ばすのには努力がいるんです。私にとっては)。

たぶん化粧が一番手っ取り早く女になれるんでしょうが、こればっかりは無理です。スキンケアでさえ努力しなきゃできないし。やり方わからないし。教えてくれるような人いないし。お金も使いたくないし。

悲しくなってきました。半分以上自分に責任がある気がしますが、書いてて悲しくなってきました。世の女性ってどんだけ苦労してるんですか。すごすぎませんか。もっと評価されていいんじゃないんでしょうか。

私が主人公だったら、ここで「絶対見返してやる!」ってなって、きれいになる努力するんでしょうけど、あいにく私は教室の一番廊下側の前から三番目にいるような奴でして。ボケーっと廊下とクラスを見渡すだけのセリフのない奴でして。

まあ、何かやれそうなことがあったらやってみます。無理はしません。努力もしたくありません。身の丈に合ったものを探します。頑張ります、とも言えません。

終始後ろ向きな文章になってしまいましたが、ここらで締めさせていただきます。

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