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第9回 既往歴に出てくる言葉を英語で言うと?/ 鍼灸師のための必須英語表現

英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹

積聚会通信No.100 2021年1月号 掲載

「既往歴に出てくる言葉を英語で言うと?」
 
今回は思者さんの既往歴に出てきそうな言葉を紹介していきます。
 
僕は積聚会のボストンセミナーや東京セミナーに参加させてもらったことがあるのですが、その際にアメリカ側の受講生を1人選んで実際の治療をするデモンストレーションの時間がありました。患者役の方に既往歴や健康状態を聞くのですが、アメリカ人と日本人では食生活や生活環境も違うので、既往歴にも差があり、中には交通事故を二回経験したという方もいました。既往歴と言っても人によっていろいろな単語が出てきますが、一部を勉強していきましょう。
 
まずは手術という言葉ですね。これは日本語でもオペということがありますが、operation と言います。外科手術の場合は surgery になります。整形手術のことは、 plastic surgery と言ったりします。動詞は have でOKです。手術を受けたことがあるか?と聞きたい場合には Have you ever had an operation? と聞くといいですね。 undergo という動詞を使うこともあります。 手術の際に入院をすることがありますが、これも覚えやすいので紹介しておきます。「入院する」は hospitalized を使います。これは形容詞なので、BE動詞と一緒に使います。 I was hospitalized で「私は入院していた」という意味になります。病院の hospital をそのまま形を変えて使うわけですね。
 
次に積聚治療でよく出てくるのが外傷ですね。外傷は trauma と言います。カタカナでもトラウマと言いますが、心の傷にも体の傷にも使われます。それから、腫瘍は tumor と言います。発音はテューマーという感じになります。脱臼は、 dislocation を使います。 Location という「場所」という意味の言葉に否定の意味の dis がついていますので、覚えやすいかと思います。 dislocation of shoulderのように使います。動詞だと dislocate です。 I dislocated my right shoulder という使い方になります。また、首への打撲やダメージが後々他の症状となって現れることがありますが、打撲は bruise と言います。こちらはちなみに名詞でも「~を打撲する」という動詞でも使えます。
 
今回はこの辺にしておきましょう。皆様の2021年が良い年になりますように!