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【デュエマ】週刊「最強シノビ列伝」vol.2『怒流牙 サイゾウミスト』

『怒流牙 サイゾウミスト』


昔は結構高かったんですよね〜

・歴代の強力なシノビを紹介する本企画の第二弾を務めるのは、個人的に最良の質の受けを為してくれると思うこのカード!

・能力をざっくり要約すると、「7マナある時に相手の攻撃かブロックに割り込んでタダで召喚でき、デッキ回復しながらシールド追加して確実に一点を受け止める」という感じ。

・このカードは4年くらい前までは環境でもゴリゴリ使われており、特に【5cコン】や【チェンジザドンジャングル】等のどっしりとした受けを軸に据えたコントロールデッキでの採用が多かったような気がします。

・コイツの優秀なポイントはシンプルに2つにまとめることができるでしょう!まずはなんといってもマナ基盤として申し分なさすぎる色。このカードは特に終盤まであまり使わないカードでもあるため、序盤に手札に引き込んでしまっても腐らず十分にマナの彩りをプラスする弁当の野菜みたいな使い勝手。コイツが採用されるようなデッキは『終の怒流牙 ドルゲユキムラ』や『黒豆だんしゃく / 白米男しゃく』、『闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ』等々マナ回収カードが一緒に採用されていることが多く、無駄なくコイツの旨みを吸い尽くすことができます。そして2点目はやはり受けの質の高さ。世の中にはたくさんの詰め札があり、その多くがただではどかされない除去耐性やアンタッチャブル及びアンブロッカブル効果を持っていると思うのですが、「シールド追加」というのはこれらをもすり抜ける圧倒的安心感を兼ね備えています。またシールド追加の良いところは実質ワンドローであり、もしかしたら後続のシノビや突然の「S・トリガー」をめくり、さらなる受けにつなげることができるというところも高評価です。とりわけ「スーパー・シールド・トリガー」との相性はすこぶる良く、盾ゼロの状態でコイツを出し、SSTのカードを相手に踏ませるだけで痛烈なカウンターを飛ばすことができます。例えば、『次元波導魔法 HAL』などは、序盤にドローソースとして使用して墓地に落としておき、コイツの登場時に山札に送りながら、めくれたらターンスキップ、と相手からしたら目から鱗間違いなしのムーブをかますことができますね。

そのためコイツを採用しているデッキでは意識的に墓地に「S・トリガー」 カードを落とすようにし、常に山札のST濃度を高める…ということを念頭において試合をするといつかは報われるかもしれません。

これは2017年のカードですが、今や2枚ドローの呪文もインフレしましたね〜…

登場時の墓地からデッキ回復も、時にデッキ消耗が激しく自爆しそうになるシノビデッキをライブラリアウトから防いでくれるだけでなく、デッキボトムに定時退社していったシノビたちをシャッフルで呼び起こし、アディショナル残業タイムに持ち込むこともできるという、一石で何鳥稼げば満足なんだと思わず言いたくなる超便利カード。

・【ジャイアント】での話をすれば、コイツ自身は単体で機能するシノビかつジャイアントで『雲の超人』などの邪魔をせずにデッキに組み込むことができるが、果たして現代デュエマで7マナ貯めてコイツが出せるようになる、なんて都合のいい場面が訪れるのかもまた議論の必要がありそうなところ…。皆さんも是非このカードを採用するか否か、検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

・初回に紹介した『ハヤブサマル』は出せるようになる早さと対応力などを総括して、非常に機動力に長けたカードであるのに対して、このカードは出せるようになるのは遅いが受けとしては最高品質であるためどちらが優秀かは決めがたいところです…
皆さんのこのカードに対する分析や思い出も是非お聞かせください。それではまた来週!

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