すごい受付スタッフ

以前、僕が働いていた店に「すごい受付」がいました。

その店には「ウェイティングバー」があるのですが、
その受付はあえて「１５分程度のダブルブッキング」を発生させ、
そこに滞留（混雑）を作り出すのです。

当然、ウェイティングバーが混み出します。
彼はそこで「お待たせしているので無料でどうぞ」と
飲みやすい+高アルコールカクテルを何杯も無料で提供します。
（１５分程度なので１−２杯）

空きっ腹で来店した客は、気分が大きくなる。
さらに無料サービスで「返報性」が生まれやすくなってるため、
結果、客単価が大きくなってゆく。

彼が受付に勤務する日は売上が爆あがり。
常連ともなると、彼とのウェイティング時間を楽しむ人を現れ、
玄関に人が集まり、集客効果も生まれました。

受付という立場でも「顧客を作り出す」ことは可能です。
ここにも前回の「不便さ」の効用があると思います。