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しろくまぱわーにしてわかったエコキュート深夜電気代の恐ろしさ

※この記事には一部プロモーション広告が利用されている。

節約のためにソフトバンクでんきからしろくまぱわーに電力会社を変更した。
参考記事:お金がないから電力会社を切り替える

おれの税金滞納や未払い、収入の減少による経済的大ピンチはこんな節約では焼け石に水だ。そんなことはわかってる。

だけど何もしないわけにはいかない。今もどんどん新しい督促が届いている。


今回は、しろくまぱわーにしてわかったエコキュートによる深夜電気代の恐ろしさについて記録しておく。真冬の電気代が高すぎて電力会社変えたいと思っている人、読んでくれ。

5人家族、オール電化住宅の冬場のリアル電気使用量

我が家は5人家族、オール電化。12月19日の使用電力量は以下のとおり。

一日の総電力使用量は、38kWh。そのうち深夜0時から翌朝8時までの電力使用量が17.2kWh。ほぼ半分を深夜に使用している。

これは知らなかった。ソフトバンクでんきには時間帯別の料金表はなかった気がする。少なくともおれは見たことがない。

このグラフを見て初めてエコキュートの恐ろしさを痛感した。エコキュートっていうのは、深夜にお湯を沸かしておく仕組みで、これがないと我が家はお湯を使えない

加えて、深夜に食器洗浄機を回しているのも大きいだろう。

こんなことも知らずに深夜電気料金プランのないソフトバンクでんきを5年も利用し続けていたとは・・・

電気料金プランの基本。電気代はこうなってる

まず電気代っていうのは、基本料金 + 使用電力量 × 1kWh単価 でできている。この構成がわからないと、電気料金プランを比較できない。

電気代の構成

細かい話すると、電源調達費とか燃料費調整額とか、再エネ賦課金とか、激変緩和措置とか、いろいろあるんだけど、分かりづらくなるから今は省く。

細かい話は下の記事に書いたから読んでくれ。
参考記事:お金がないから電力会社を切り替える

基本料金は契約アンペア数によって異なるが、使用電力量が多い我が家にとっては微々たるものだ。アンペア数が大きいと、一度にたくさんの電気を使える。

オーブンと炊飯器とIHとストーブとエアコンと・・・同時に使ってブレーカーが落ちちゃうのは、契約アンペア数に対して使用している電気量が多すぎるからだ。

1人ぐらしや共働き夫婦で電気をほとんど使わないという人は、アンペア数は少なくて良いだろう。

しろくまぱわー基本料金表

使用する電力量が多いほど、基本料金ではなく1kWh単価の影響を大きく受ける。5人家族の我が家には、1kWh単価が安い料金プラン選びが重要だ。

しろくまぱわーの料金プランは安い

しろくまぱわーの電力供給が開始してからまだ1週間程度しか経っていない。だから月額料金はまだわからないけど、料金プランがわかりやすいうえにマイページで一日の電力使用量や時間帯別の使用量がわかるからほぼ計算できる。

しろくまぱわーマイページ

しろくまぱわーの料金プランは使用電力量にかかわらず24.70円/kWhだ。他社のプランは、1段料金から3段料金で構成されているケースがほとんどで、電力使用量が増えるに連れて、単価が上がる仕組みになっている。

しろくま電気料金プラン

下の画像は東電のスタンダードプランSの電力料金プラン表。電力量料金と書いてある部分が、使用した電気量ごとの1kWh単価だ。

東電のスタンダードプラン

もっとも安い~120kWhでもしろくまとは約5円も差がある

しろくまぱわーの電気代を試算

最初に書いておくが、しろくまぱわーには深夜電気料金プランがない。それでも、使用量にかかわらず24.70円/kWh だから良いと思っていたし、我が家の電力使用量が深夜に集中しているとは思っていなかった。

電気代の試算を次の手順で行う。

  1. 基本料金1,740円

  2. 使用電力量 × 24.70円

  3. 電源調達調整費の計算

  4. 再エネ賦課金の計算

  5. 激変緩和措置の計算

使用電力量料金の計算

一日の電力使用量が38kWhで30日継続すると、1,140kWh 。24.70円を掛けると、28,115円。もうこの時点でやばい。嫌になる。

電源調達調整費の計算

電源調達調整費を加える。しろくまぱわーの12月の電源調達調整費は11.04円。使用量の1,140kWh を掛けると、12,585円
参考:電源調達調整費単価|しろくまぱわー
ちなみに、電源調達調整費っていうのは新電力会社が電気を調達するためにかかるコスト。

再エネ賦課金の計算

さらに再エネ賦課金を加える。再エネ賦課金の単価は1.40円/kWh 。使用量の1,140kWh を掛けると、1,596円
参考:再生可能エネルギー発電促進賦課金とは|経産省資源エネルギー庁
ちなみに、再エネ賦課金っていうのは太陽光パネルやなんかで電気を売っている人から電力会社が電気を買い取るための費用。国民全員から徴収してる。

激変緩和措置の計算

激変緩和措置の値引きがあるので、使用量1,140kWh に3.5円を掛けた3,990円を割り引く
参考:電気・ガス価格激変緩和対策事業|経産省資源エネルギー庁
ちなみに、激変緩和措置っていうのはエネルギー物価上昇による国民負担を緩和するための値引き。ひとまず2024年4月まで継続。その後値引き幅を縮小する予定らしい。

  • 基本料金:1,740円

  • 使用電力量料金:28,115円

  • 電源調達調整費:12,585円

  • 再エネ賦課金:1,596円

  • 激変緩和措置:- 3,990円

合計、43,046円。バカ高え。

まじで結局めちゃくちゃ高えじゃねえか。安くなってねえ。と思ったからソフトバンクでんきだったらどうなるのか計算してみる。

悔しいからソフトバンクでんきのおうちでんきの場合どうなるのか試算してみる

これでソフトバンクでんきのほうが安かったらまじでショック。

同じ手順で計算する。ただしソフトバンクでんきの場合、電源調達調整費じゃなくて燃料費調整額となる。

基本料金の計算

ソフトバンクおうちでんきの基本料金は、契約電流10Aにつき295円24銭(税込)。だから60Aの我が家の場合、1,771円
参考:ソフトバンクでんきの料金

使用電力量料金の計算

ソフトバンクのおうちでんきの料金表はこんな感じ。

1段料金:最初の120kWhまで:30円00銭/kWh
2段料金:120kWh超300kWhまで:36円60銭/kWh
3段料金:300kWh超:40円69銭/kWh
参考:ソフトバンクでんきの料金

計算がめんどくさい。

我が家の場合、1,140kWh だとして計算すると、

1段料金:3,600円
2段料金:6,588円
3段料金:34,179円

合計44,367円。クソ高え。
この時点でしろくまの総額超えてる。

燃料費調整額の計算

2023年12月の燃料費調整額は - 6.17円。マイナス!?使用量1,140kWh を掛けると、- 7,033円
参考:燃料費調整単価のお知らせ
ちなみに、燃料費調整額っていうのは、燃料の価格により電気料金を調整するための仕組み。

電力市場連動額

2023年6月から導入された、市場価格との差額を埋めるための費用。しろくまぱわーにはない

30分ごとに変化する電力市場連動単価に、その時間帯の電力使用量を掛けて計算する。だから計算がめちゃくちゃめんどくさい。

ソフトバンク市場連動額単価

スプシに入力して計算したところ、一日の市場連動額は、約332円。30日続けると、9,960円

再エネ賦課金の計算

再エネ賦課金はどの電力会社も変わらないから、1,596円

激変緩和措置の計算

激変緩和措置も電力会社にかかわらず同じだから、- 3,990円

合計、46,671円。くそ高え。

  • 基本料金:1,771円

  • 使用電力量料金:44,367円

  • 燃料費調整額:- 7,033円

  • 電力市場連動額:9,960円

  • 再エネ賦課金:1,596円

  • 激変緩和措置:- 3,990円

合計、46,671円。くそ高え。

しろくまぱわーで月額3,000円ほど安くなる

しろくまぱわーで正解だった。月額3,000円ほど安くなってる。

いろんな費用が重なってて、基本料金と電力量料金だけじゃわからない部分がある。ちゃんと計算しないと分からなかった。

借金、税金滞納、未払いで苦しいときこそ支出を抑える

この程度の節約じゃ・・・と思ってたけど、やってよかったと思う。小さなことから少しずつ変えていかないと、いきなり大きくは変われない。

これを読んでる人は、ちゃんと節約してほしい。電気代の節約って、こまめに電気消すよりも電力会社変えちゃったほうが楽だし効果が大きい。

しろくまぱわーにして月々3,000円節約したい人はここから。



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