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結婚前提で付き合ってた彼氏に振られた女の日記

彼氏から別れを切り出され、別れてから数日経ちました。
気持ちを整理するためにも、今の気持ちを書いてみたいと思い日記を始めてみます。
思いつくまま書いたので、読みにくいのはご容赦ください。
※多少フェイク混ぜてます

彼とは同期入社で、何年間かかなり仲の良い友達という期間を過ごしました。
ただ私は、とても仲の良い友達というだけでなく、ずっと彼のことがほんのり好きでした。
なぜほんのりかと言うと、彼には付き合って同棲している彼女がいたからです。
彼女のいる男の人に告白する気はなく、またこの「仲の良い友達」という関係を壊してでも行動する度胸は私にはありませんでした。
しかし、何年かして彼が彼女と上手くいっていないことを知りました。
自分から何かを特別アピールしたりはしませんでしたが、私は彼の良い親友として居続けました。それから一年後くらいに告白され、ずっと密かに想い続けてきた彼と、結婚を前提に付き合うことができました。
何年越しかの想いだったので、付き合えた時は本当に夢のようで、そこら中に宝石が転がっているかのように、毎日が輝いていました。
彼がいれば、なんでもできるような気になっていました。

そこから、コロナ禍があったりしてなかなか会えない日が続くこともありましたが、それでも彼女になったから分かる、彼の素敵な点を日々見つけられることが本当に嬉しかったです。

ただ、元々私は妊娠出産への恐怖(身体的•精神的な不安や社会的地位、パートナーとの不仲になるリスク、そもそも今の日本でこどもが幸せに生きていけるのかの不安)が人一倍強く、彼と付き合う前まで、こどもは産まないだろうと考えていました。
一方で、彼はこどもが欲しいタイプの人でした。そのことについて、付き合う前にすでに話をしていましたが、彼とだったら自分の不安の数割は緩和される自信があったのと、純粋に私と彼のこどもだったら産んで育ててみたいという気持ちもあり、そういう人生も良いかもと思うことを伝えていました。
ただ、純粋に産みたい人と比べれば明らかに熱量は低かったのだと思います。
私は多趣味で、映画鑑賞やゲームなどのインドアな趣味も旅行やライブ遠征といったアウトドアな趣味も持っており、1人で行動するのも好きです。
こどもが産まれることで、こういった行動への制限が生じるのも、どこかで引っかかっていたのでしょう。
そういった不安も、全て請け負って彼と「頑張っていく」という覚悟は持っていました。
ただ、この自分を納得させるための「頑張り」は自発的にこどもが欲しい人には不要だったり、少なくて良かったりするんですよね。そこに私は気づけていませんでした。

付き合った当初から、彼は生活や価値観などをお互いに確認するため、早く一緒に住みたいと言っていました。
私の家族(特に母)は少々過保護で心配性なので、付き合って即同棲というのは、ハードルが高かったので、ゆくゆくは一緒に住みたいことを家族に言いつつ、まずは母に会ってもらい、その後彼と旅行に行き、その際父を含めた家族全員に一目会ってもらい、その後父と母と話す食事会の場を設けて、そこで改めて彼から一緒に住みたい旨を説明してもらうという手順を踏みました。
彼は、いつから住む予定なのか父に問われた際、これから自分たちのペースで決めます、と言いました。
今考えれば、この時に父と母にいつから一緒に住むと宣言してしまえば良かったのかもしれません。

そうして、今年の1月ごろから月に1,2回、金曜日の夜〜日曜日を彼の家で過ごすようになりました。
私は限られた期間ではありますが、その期間はこの家の住人として、今の自分ができる家事などをやろうと毎回息巻いていました。
しかし彼がたまに口にする、「まだ”お客さん”なんだから、そんなことしなくても良いよ」という言葉が寂しかったのを覚えています。

それを何回か続けた後、今年の春頃にこれからのスケジュールをどう考えているか、彼に相談したことがあります。
彼が早く一緒に住みたいということは重々承知していたので、一度相談しておきたかったのです。
私は、このまま来る頻度や日数を徐々に増やしいき、来年の1月から彼の家に移り始めるのはどうか、と言いました。
1月からというのは、長く住んだ実家で一通りの季節のイベントを行ってから心機一転引っ越すことで、家族もゆるやかに私が家を出ることを受け入れられるのと、自分も心に区切りがつけやすいのがあり、このような提案をしました。
彼はその提案を聞き、穏やかに「〇〇(私)のスピードで大丈夫だよ」と言ってくれました。
また、私の家族への思いもすごく理解を示してくれたので、私はこのスケジュールで進めて大丈夫だということに安心していました。

それからは、自分の物を少しずつ減らしたり、家族に家を出ていくスケジュールを伝えたり、彼の家に行き家事を頑張ってみたり、少しずつではありますが、1月に向かって私の中では確実に進んでいました。

そして彼とも穏やかに仲良く過ごし、もしかしたらこのまま同棲を飛ばして結婚するのかも?という浮かれた気持ちもありました。(私はすでに、「お試し期間」的な同棲ではなく、結婚することによって、彼と家族になりたかったんだと思います)

そして先月彼の誕生日があり、彼も30歳になりました。
ひと月前まで30になることについての焦りや不安など全然なかった彼はもうそこにはいませんでした。
誕生日のお祝いをした時も「30かぁー……」と何かを感じている様子でした。
この時が、彼女として彼と会った最後の日となりました。

翌日、実家で誕生日のお祝いをした彼は、なんとなく思うところがあるようでした。
そしてその数日後に、これからのことについて話したいことがあると告げられました。

内容はおおまかに、家族とゆっくり話すことによって色々と考えてしまったこと、自分が思い描いていた進度より現状遅いことが気になってしまい、このまま関係を続けるかを含めて改めて考えたいとのことでした。

私は春に相談したスケジュールに向けて、自分の中では順調に進んでいたのことと、誕生日前まで問題がある様子が全くなかったこともあり、突然後ろから刺されたような衝撃がありました。
正直意味を咀嚼しきれず、1番思ったことは「なぜ今?」という気持ちでした。 

ただ彼が、一度そういう気持ちになってしまったら、自分が気の済むまで考えないといけない人だと知っています。
なのでその申し出に対し、分かったと返しました。

その後は吐きそうになりながらも、自分の考えや思いを書き記し、彼に送ったり話したりしました。その際に先ほど書いた、こどもに対する不安や正直な気持ちも伝えました。
初めのうちは、どうにか続けていく方法を模索しましたが、途中でなんとなく「彼は終わらせたいのかもしれない」と思うようになり、どうにか彼を諦める方法を探していたように思います。
お互いに嫌いになったわけではなく、ただ将来の設計や考え方が違ってしまったのなら、追い縋ってもお互いが幸せになれないと思っていたからです。ただ、どれだけ寝不足になりながら考えても、彼をすっぱり諦める方法など見つかりませんでした。

そして一週間後、彼からまた話そうと連絡がありました。
かなり大事な話になるので、直接話したい気持ちもありましたが、おそらく自分が泣いてしまって私が言いたいことも、彼が言いたいこともちゃんと言えない気がしたので、電話で話しました。

結果、別れる道を選びたいことを告げられました。
理由は明言はしませんでしたが、こどもへの考え方の違いが1番大きかったのではないかと思います。
私が「頑張る」ことに対して、彼にも「頑張り」を求めた際、それが想定より多そうなこと、それをするための想いが現状足りてる自信がないことを言われました。
ただ、こどもを除いた部分に関してはこんなに最高な相手はいないというようなことを言っていたような気がします。
私も彼と付き合う中で、こどもに関してはいずれどこかで衝突しそうだということは感じていました。そして、それ以外のところは人生のパートナーとして最適なのではとも。

彼はこれから色々な人の価値観に触れて、自分が今私を手放すことがどれだけ愚かなのか知りたいと言っていました。
愚かだったと気付いた時に、土下座するからその時は話を聞いて欲しいと。
こどもを自分がすっきり諦められた時に、隣にいたいのは君だと思うとも言われました。
途中口が滑ったのか、「待っててほしい」と言いかけましたが、それ以降は言いませんでした。

私は彼と付き合う前から、結婚願望はなく、彼とだったら結婚したいと思っていたので、今日振られれば、結婚は諦めようと思っていました。
なので、待っていようが待っていまいが、独身でいる可能性が高いです。
なので彼の言葉が嬉しくもあり、とても残酷にも聞こえました。
まだどう受け取ったらいいか整理できていません。
もし彼が良い人を見つければ、私はただの彼と結婚できなかった女になります。
もし彼が後悔してやがて戻ってきたとしても、色々な経験をして最終的に選ばれたといえば聞こえがいいですが、ここで私を即決できなかったことは自分の中で引っかかり続けるのではないかとも思います。

お互いに望んで、一旦付き合う前の親友に戻るというふうに落ち着きましたが、私は付き合う前のマインドには戻れないと思います。
だけど今は彼とのつながりを完全に断ち切る勇気もありません。
そもそも断ち切るべきなのかも分かりません。
このまま親友のポジションを続ければ、いつかまたお互いの道が交わる時が来るかもしれません。
来なかった時のことなんて、惨めすぎて考えるのが恐いです。

もう少し時間が経てば、この想いも落ち着くのかもしれないですが、今はまだこれ以上のことが考えられません。
なんとなく趣味も楽しくなくなってしまったり、朝が辛いです。
彼と手を繋いだり、抱きしめ合ったのがあの日が最後だったなんて思っていなかった。最後ならもっと手を繋いでいたかった。
毎日辛うじて仕事をしたり生活をおくっています。

早くこんな気持ちから抜け出して楽になりたい。
彼にはとても後悔してほしい。
そんなことをグルグル考え続けている今日でした。



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