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【国試】令和4年度社会福祉士国家試験 ~人体の構造と機能及び疾病⑦

リハビリテーション


世界保健機関(WHO)による定義

リハビリテーションは、筋力低下および社会的不利をもたらすような状態の影響を軽減し、能力低下や社会的不利がある者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。リハビリテーションは能力低下・社会的不利のある者を環境に適応するように訓練するだけではなく、社会統合を促すために、環境や社会へ、全体として介入することを目標としている。


理学療法士(physical therapist: PT)

医師の指示のもとに、患者さんの筋力・持久力・痛みなどの心身機能や歩行などの基本動作の能力判定を行い、その結果に基づいた適切なサポートやアドバイスを行う仕事です。


作業療法士(occupational therapist: OT)

身体的な分野と精神的な分野に分かれています。どちらも医師の指示のもとに行い、患者さんの認知機能などの心身機能や、食事動作・入浴・排泄といった日常生活機能(ADL)などのリハビリテーションのサポートをするのが主な仕事です。


言語聴覚士(speech therapist: ST)

会話や発声、嚥下(えんげ/食べ物を飲み込めない)障害などのある患者さんに、言語・聴覚・摂食嚥下機能といった心身機能やコミュニケーション能力に関するリハビリテーションのサポートをする仕事です。


その他

医師
リハビリテーション医療のリーダー的存在。各スタッフへの指示や最終的な判断などリーダーシップを発揮します。

看護師・保健師
健康状態の全般的な管理及び病棟でのリハビリの役割を担います。身体だけでなく心のケアにも力を入れております。

精神保健福祉士
自立した生活をサポートするために、公的支援制度の紹介や就労支援などを行うなど、精神障がいを抱える方を対象に広義でのリハビリテーションを行います。

介護福祉士・介護支援専門員
入院中の日常生活の介護業務を行い、看護師と同様に病棟でのリハビリに携わります。患者様への最も身近な存在として、幅広くサポートします。

義肢装具士
医師と連携して歩行訓練などのリハビリテーションを実践し、一人ひとりにフィットした義肢装具を製作できるよう、適合・調整を行います。

柔道整復師
初回処置において、医師以外で骨折・脱臼などを元の状態に戻す整復固定が認められている唯一の医療資格です。

視能訓練士
医師の指示のもと、斜視の場合は眼位の改善、弱視の場合は視力の向上などのリハビリテーションを行います。

管理栄養士
病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。

ソーシャルワーカー(社会福祉士)
疾病によってもたらされる介護、経済などの個人・社会的な問題を、患者さんやそのご家族が解決するための援助を行います。

臨床心理士
心理・精神的問題の評価、カウンセリング、他のチームメンバーへのアドバイスを行います。また、高次脳機能障害に対して、神経心理学的評価を行うとともに、認知リハビリテーションプログラムの立案・実行にあたります。

リハビリテーション工学士
歩行、手の巧緻性などの運動機能および治療効果の客観的・定量的計測を行うとともに、医用工学・ロボティックスの活用により、訓練機器、歩行などの動作補助具、環境制御装置の製作などに携わります。

職能訓練士
患者さんの持つ特性を踏まえて、最も適する職業を評価し、就職に必要な技術・技能の指導に携わります。




今日のところはここまで!
社会福祉士目指すみなさま、一緒に頑張りましょー!

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