【国試】令和４年度社会福祉士国家試験対策 ～人体の構造と機能及び疾病③

感染症

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ノロウイルス

感染経路：手指や食品などを介して、経口で感染し、
　　　　　ヒトの腸管で増殖する。
潜伏期間：２４～４８時間。
症状：おう吐、下痢、腹痛、軽度の発熱など。
　　　１～２日続いた後治癒し，後遺症は残らない。
合併症：激しい下痢による脱水症、痙攣・脳炎・脳症。

インフルエンザ

感染経路：ウイルスが付着した手で、
　　　　　口や鼻、目などの粘膜を触れる。
潜伏期間：１～３日間ほど。
症状：発熱（通常38℃以上の高熱）、頭痛、
　　　全身倦怠感、筋肉痛・関節痛など。
　　　咳、鼻汁などの上気道炎症状がこれに続く。
　　　約1週間の経過で軽快する。
合併症：中耳炎、副鼻腔炎（ちくのう症）、気管支炎、
　　　　肺炎、脳症、ライ症候群、心筋炎など、
　　　　または基礎疾患の悪化。

肺炎

感染経路：ウイルスや細菌を吸い込んだ時に肺に感染。
　　　　　咳やくしゃみによって生じる飛沫核に
　　　　　よっても感染する。
潜伏期間：肺炎球菌の場合は1-3日程度。
症状：発熱、咳、たんなどで、風邪とよく似ており、
　　　症状から見分けるのは難しい。
合併症：呼吸困難、肺膿瘍、敗血症など。

疥癬（かいせん）

感染経路：ヒゼンダニが皮膚の最外層である
　　　　　角質層に寄生し、人から人へ感染する。
潜伏期間：感染後約4〜6週間で多数のダニが増殖する。
症状：激しい痒みは特に夜間に増強し、
　　　睡眠を妨げられることがある。
合併症：特になし

肺結核

感染経路：喀痰の中に菌が出ている肺結核の患者さんと
　　　　　密閉空間で長時間（一般的には数週間以上）
　　　　　接触することにより空気感染でうつる。
潜伏期間：半年から2年。
症状：咳、痰、血痰、胸痛などの呼吸器関連症状と、
　　　発熱、冷汗、だるさ、やせなどの全身症状。
合併症：脳を包む髄膜に炎症が広がる結核性髄膜炎。

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