【国試】令和4年度社会福祉士国家試験 ~心理学理論と心理的支援①
レスポンデント(古典的)条件づけ
古典的条件づけ=「受動的」
経験によって形成された刺激と反応の結びつきをいいます。
パブロフの犬の実験:犬に餌を与える前にベル(刺激)を鳴らす。これを繰り返すうちに、ベルの音だけで唾液を分泌(反応)するようになった。
例 自動車を運転しているときに事故に遭って(刺激)から、自動車に乗ろうとすると不安な気持ち(反応)を強く感じるようになった。
オペラント条件づけ
オペラント条件付け=「能動的(行動)」
生活体の自発的な反応に基づく条件づけ
スキナー箱:白ネズミがバーを押すと餌が出てくる仕掛けになっており、白ネズミは何度もバーを押すようになった。
オペラント条件づけは、強化の種類とその与え方によって4種類に分類されます。
正の強化:行動すると強化子が提示され、その行動の頻度が増加する。
負の強化:行動すると強化子が除去され、その行動の頻度が増加する。
正の罰:行動すると強化子が提示され、その行動の頻度が減少する。
負の罰:行動すると強化子が除去され、その行動の頻度が減少する。
例1 デイサービスの体験利用(行動)をしたら思ったよりも楽しかった(強化子の提示)ので、継続的に利用するようになった(正の強化)。
例2 試験前に時間をかけて勉強する(行動)ことで高得点が取れた(強化子の提示)ので、次の試験前にも勉強に時間をかけるようになった(正の強化)。
例3 おもちゃを乱暴に扱っていた(行動)子どもに注意をしたら(強化子の提示)、優しく扱うようになった(正の罰)。
馴化
ある刺激を繰り返し受けているうちに、その刺激に反応し無くなることです。自分にとって、利益にも害にもならない、中立的な刺激に対して生じやすいです。
例 工事が始まって大きな音(刺激)に驚いた(反応)が、しばらく経つうちに慣れて気にならなくなった。
今日のところはここまで!
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