2023年 シティリーグ シーズン3 備忘録

親愛なる愛読者へ
お久しぶりです。

使用デッキ:これ

はしがき

ほぼ自分用備忘録。
まともな結果が出た(?)のが初めてなのでジム優勝とかも今後記録しとこうかな。

ざっくり結果。
使用︰雪道ミュウ
水ゾロアーク 後 6-3 〇
ロストバレット 先 3-6 ✕
ロストバレット 先 6-3
黒バド 先 0-0 ✕(投了)

負けオポが最強だったためトナメ上がり

黒バド(4戦目の方) 後 0-0 ✕(投了)

使用理由
解答:それ以外使えなかったから

2月の中旬くらいから様々な理由によりメンタルをぶち壊し、CL愛知に持っていく山をミュウに絞り込んだところまではよかったが一度もデッキを回さずに持って行った。というか新幹線の中でカード入れ替えた。
CLでボロクソに負けたのもありメンタルの落ち込みは継続。なんとかシティ向けにデッキを組まなきゃと思って出てきた案がこの3つ。


ロストカイリュー
昔握ってた形から大きく姿を変えて現世に生まれ変わったらしい


ハイブリッドミュウ
フュージョン採用型の方がトレンドなのは知ってた


ロストギラティナ
どう転んでもいちばん強いのはこれだと思ってた

友人にこれをぶちまけた所、結果を出したことがない人間はシンプルなデッキの方が良いかもとの意見を受け、再考。
ロストカイリューに関しては回してた時のものと大きく勝ち筋の考え方が違うためほぼ別デッキ、ハイブリッドミュウに関しては知識が浅すぎて細かい採用理由まで考える余力がない、ロストギラティナは強いけど握れる自信がなかった。
ミライドンのデッキも選択肢に入りリストまで作成したが、そもそもデッキの完成にすら至らなかった(というか全部コレ)。

結局グズグズしてたらシティ前日。3週間くらい全くカードゲームに触れず迎えてしまいキャンセルも考えながらデッキ保管庫を眺め、そもそもデッキを作る元気もなかったので愛知に持って行ったミュウを微微調整して使用。

採用理由

再掲

特筆するところがない至って普通の雪道ミュウ。

ミュウ 4-3
VMAXで殴る以外ないので上2体は確定で必要。のため3枚。
サイコジャンプ連打してVMAXを押し付け続ける場面があるので盤面にVが3体必要。
よって4-3。

ゲノセクト 4
そりゃそう。

オドリドリ 1
先2ノヴァのベルト要求。ダイナミックテールのゲノセクト20耐え。痒いところに手が届くたねポケモンだと思い今回は採用。ダイナミックテールの6点を甘えると情熱の雫で持ってける場面があるので結構強いと思ってる。ワンチャン掴むならこれが必要だったので入れといて損は無い。と今回は思った。やまびこマインされてからが採用検討を始めることになるかも。1回も練習しなかったから検討もクソもなかった。

VIP、ハイボ 4
それはそう。

ネスト、フェザー 2-1
配分難しい。本当に肌感でフェザー1枠をオドリドリに譲った。別に今回の5回は困らなかったし困ってから考えよう。

ウロボ 4
結局表が出た時がいちばん嬉しいし強い。どの場面であっても嬉しいので4。スイッチャーもあるし。

タブレット 4
余地がない。特にダブルターボ4構築の場合は1000%最大採用。8枚くらい入れたい。

スイッチャー 4
1回だけ使う心構えで最大枚数入れると雑にロボのコストにもできるしいい。ロボのコストに出来るグズマ、多少枠とっても弱いわけが無い。

あなぬけのヒモ 2
いれかえカートとの選択。手裏剣を受けたゲノセクトに使えば13になるのでロストマイン1回で落ちなくなるな~とは思ったがそれ以上考えられなかったのでそのままヒモ採用。そもそも2体ゲノセクトに手裏剣されたら2体に使わなきゃいけないからあんま意味ないかも。
最終盤で相手のアタッカーが尽きたあとのヒモは一番強いのでこれでよかったらしい。

スイーパー 4
雪山遭難防止用。
ペパー入れたし1枚抜いても……って思ったけど所詮はサポート1枚。ギラティナ相手にしっかり3枚雪道を使いたいので剥がすための最大枚数3枚+予備の1枚。割とこれが手札にダブつくと困る。

やまびこホーン 1
愛知のサイドイベントでルギアとやった時にネオラントを呼び出して勝ったりロスバレとやった時にドラピオンを呼び出して勝ったりして良い印象があったため続投。

ベルト 2
必要性が高すぎる。どう考えても。入れられるなら最大入れたいけど殴るポケモンは基本VMAX2体のため2枚採用。

封印石 2
序盤にVIPパスに打つという脳はあったけどあんまり序盤に来なかった。いや3枚目がないからそりゃそうなんだけど。
個人的には2枚でいいんじゃないかなぁのカード。これの3枚目に枠を割くなら別のカードがいい。唯一性が高いのはわかるが、やまびこホーンやうねりの扇も唯一性は強いため今回はそっちに譲渡。

ジャッジマン 3
ジャッジ、ボス(ジャッジ)、ジャッジ(ボス)、ツツジがベストなサポートの打ち方だと思っているため夢を叶えられる3枚採用。2枚で手帳っていう手もあるがそれだとそもそも見えないので3。

ボス 2
ゲーム中1回打てれば構わないが2回打てたら強いので2枚採用。

ペパー 1
雪山遭難劇にあると嬉しい。
縦引きデッキのサーチカードは強いと聞いたのでお試し。
一回も手札に来なかったので使いませんでした。

ツツジ 1
1耐えが基本のVMAXにおいて比較的簡単かつ大いなる可能性によりワンパンされるミュウには相性がよすぎるカード。最短先3とかで打てるし。
毎度事故らせたと思ったら解決されたりするし解決されたと思ったら事故らせたりするしお茶目らしい。

雪道 3
雪道ミュウ握るなら3投かなと。
ギラティナに対してはゲッコウガドラピオンくらいやんけとは思ってたけどなんだかんだそこの2枚が止まるだけで重いらしい。
メロエッタでサイドをずらす、といった芸当ができないこのデッキだからこそドラピオンに対する最大の抵抗である。

ダブルターボ 4
メインエンジン(?)。結論2枚で技を打つのには足りるがゲノセクトの逃げエネ、神殿で止められた時の2枚目等諸々使った。この型を使うのであれば考える余地なく4。引けないし。

採用を考えた&考えていた&いっぱい考えたカード

・ともだちてちょう
元々ペパーの枠にこれが入ってた。
愛知後に気まぐれで出たジムで相手のデッキを見誤って雪道を貼り、遭難したことがあったためスイーパーにアクセスできるカードが欲しかった。
結論から言うと必要だった。今回限りかもだけど。
詳細は後述。

・ドラピオン
対ミラー用。
このデッキは後1で技を打つことができないため奇襲用やタブレットを使わないVMAXワンパン用として採用を検討した。
練習してないので使い勝手がよかったかどうかも知らない。電車の中での脳内妄想では強かった。

この2枚くらいしか考えてない。なぜなら雪道ミュウで出る予定も前日に決まったので。

戦績
細かいことはもう覚えてないので許してください。

-1回戦(前日夜)
終電まで飲酒。終わり。
ここ最近引くほど酒飲んでたせいで3キロ太りました。痩せます。
愛知が終わった時からさすがにやらなきゃな……のプレッシャーを自分に与え続け見事に爆散。レシピだけは手が動き続けるも実際のカードに触れるまでの難易度が高すぎる。
あれもこれもそれも全部自分が悪いのだが、愛知で強い山を握らせてもらったにも関わらずろくに結果が出なかったうえに反省の仕様がない負けが多かったことですっかりモチベーションを失っていた。(そもそも愛知の荷物のカードを開けたのがシティ前日)
そんなこんなで一度もカードに触れず前日はさすがにカード入れ替えたり(オドリドリを入れたいとだけ思ってた)スリーブ入れ替えたり(衣服の毛がついていた)しなきゃな……と思っていたが見事に爆沈。
深夜1時に帰宅。やらなきゃやらなきゃというプレッシャーに駆られて、もうキャンセルしようかな……とまで思ってランキングを確認。もうJCSに出れるほどのポイントも獲得しきれない。眠気と動悸をモロ喰らい何かに追われるように無理やりデッキだけ登録。そのまま入眠。

0回戦
起床。起きただけでも褒めて欲しい。
頑張ってベッドから起き出してレシピを確認。愛知のリュックからデッキを引っ張り出し調整用箱からオドリドリと床からペパーを拾いデッキにin。
頑張ってご飯を食べてダイヤ改正により遅延が見込まれる相鉄線で会場へ。本当に頑張りました。無事着。
いつも買ってるやつ(一本満足バーみたいな顔したブラウニー、死ぬほど美味い)をファミマで調達し会場へ。甘すぎてあいつのこと考えただけで歯が痛くなるしヨダレ出てくる。
朝にできなかったスリーブの入れ替えをお店でやる。あんまりよくないのでやめた方がいいです。心の余裕もなくなるし。

1戦目 水ゾロアーク 後 6-3 〇
対面から「こういう大会出るのは初めてなのでよろしくお願いします」と言われ、ほんっっっっっっっとうに性格が悪く申し訳ないが内心喜んだ。初心者は歓迎すべき、本当にそれはそうだが勝負の場では別。手加減はしないしルールには厳しく取り付くし時間もシビアに計算をする。

相手のスタートはビッパ。こちらはミュウV。
初心者らしい丁寧な手つきからゾロアークが出てくる。
ただし大口の沼が貼られていないため上手くダメカンは乗らず。
返してこちらはVIPパス、ネストボールにより最大展開が完了。ゾロアークにはオドリドリを出すというのはゾロアークを使ってた時の知見である。
ジャッジマンまではたどり着けたが雪道にたどり着けず。ファントムスターを防げると相当なアドバンテージになったもののダブルターボまで貼ってターン終了。

返して2ターン目。ファントムスターをしっかりと打たれベンチを展開、するも沼引けず。2体目以降のゾロアークが持って来れなかったのか、入れ替えベルトうつろがえりディアンシー前で終了。
対してこちらはハンドにご都合スイッチャーと雪道あり、裏のゾロアークを引っ張り出しタブレット×2+ベルトでしっかりと処理。

返して3ターン目。サポートから繋がったのか沼+ドラピオン降臨。前のミュウを処理+ゾロアーク2体の展開で終了。
自ターン。ハンドからミュウVMAXに繋がらずウロボから回す。ここでプレミ。ウロボ表からそのままVMAXを回収。ここは絶対にツツジを打つ場面であった(ゾロアークにクララが入っている覚えはあまりなかったが環境の変化、比較的安価であること、どのデッキからもクララが飛んでくる最近の可能性等により)。宣言している以上変更は効かない。クララやドラピオン2枚目で負けだなとうっすらよぎりつつ雪道を貼りお祈る。
前のドラピオンを倒しターンを返す。

返る4ターン目。
お相手、応じて無し。
雪道を張り替えされたことから帰ってきたハンドを回しボスでゲームセット。

2戦目 ロストバレット 先 3-6 ‪‪✕‬
対面ロンドンプレマ。強者とはこのことである。
ポケモンカードを初めとした所謂ファミリーカードゲームに置いて番外戦術は基本的にご法度と勝手になっている。が結論人は人だ。対面が有名人であれば本能的に手が震える。対面が威圧的な態度であれば本能的にプレイが萎縮する。
結局これが人間の性であるため、どうしようもないし、ただ目指すのはここである。
今回良かったのはもう諦めが最初からついていること、練習もせずに真剣な場に参加し、どんな形であれ一勝をもぎ取れたのは結局満足だったのである。変な力が逆に抜けていた。抜けすぎたという説もあるが。

1ターン目。ミュウスタート。
ハンドにVIPパス、フェザーボールがある中でなぜかVIPパスでミュウとゲノセクトを呼び出し。本当に無策である。
対面には本当に申し訳ないと思うしなんならこの世の人間全員に申し訳ないと思いながらプレーを続ける。
フェザーボールでミュウを呼び出し。ダブルターボ手張り。
諦めの1枚ドロー。トップゲノセクト。場に出す。ドロー。VIPパス。全てが繋がった。
本当にこの世の人類に申し訳ないと思ったしちゃんとカットしたよなと自分を疑った。でも相手からもちゃんとカット確認してもらったし俺は悪くないと思った。

申し訳ないが非エク対面の場合ゲームが長くなりがちなので詳しい内容はあんまり覚えていない。
かたきうちザマゼンタをボスで取り、ドラピオンで取られ~。みたいな攻防をした覚えはある。
ジャッジマンが上手く挟めず相手のハンドがしこたまある状態でドラピオンが降臨したため、考える幅が雪道ツツジまで狭まった。
結論ツツジが打てずジャッジマン。ただし雪道が引けず。
勝負をかけたフュージョンシステム1枚ドロー。トップ雪道。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

相手は世界に出れるかどうかの瀬戸際で努力している選手。はたまたどうでもいいことでメンタルを崩してろくに練習もしていないプレイヤー。
ただ引いてしまったものを使わない訳にもいかない。雪道を貼りドラピオンを倒しターンを返す。
ドラピオンさえいなければ非エク一体倒してやまびこボスのプランがあったのでとりあえずこれでワンチャン。

お相手、トップスイーパー。からのクララ。
勝利の女神もたまにはしっかりと仕事するらしい。

3戦目 ロストバレット 先 6-3 〇
負けたことによる精神的安定。本当によくない癖であるとは思うがこれはもう癖なので仕方ないのである。

1ターン目。こちらは理想の盤面形成を行いターンを返す。
対面、キュワワー1体とウッウ2体。アクロマ使用してターン終了。

2ターン目。雪道を引けない上にハンドにポケモンが飽和。スイーパーもなく手札を減らせない状態であったため仕方なくタブレットを使用しサイコジャンプでVMAXでキュワワーを落として帰れずターンエンド。
お相手、ネストボールを使用。ここドラピオンだとほんとまずいよなぁと思っていたらキュワワーを展開。サイド落ちか?と思っていたらそのままおとぼけスピットでターンエンド。

3ターン目。
トップハイパーボール。
ダブついたハンドにボスあり。裏のキュワワーを呼び出し。
裏をVMAXに進化しキュワワーをダイミラクルで落とす。(ハンドにタブレットなし)
お相手返しのターンにドラピオン降臨。
前のVMAXが取られターンが戻る。

4ターン目以降。
そっからはジャッジマン打って雪道打ってドラピオン処ってターンエンド。以外に特筆ない気がする。

ただ雪道を置いてターンを返したところ、最終ターンにツツジを食らって入れ替え手段がなく、これはやばいかなと思ったが神殿に張り替えてくれた。
おそらくダブルターボが横にいることのお祈りであったのであろう。
雪道が割られたことでゲノセクト復活。多投したスイーパーで神殿を除去。
そのまま押し切り勝利。

感想戦。
お相手「2ターン目のサイコジャンプで戻らなかった理由はなんですか?」
僕「ハンドが詰まって山に戻した場合に盤面復帰する未来が見えなかったからです」

僕「2ターン目にドラピオンを出さなかった理由はなんですか?」
お相手「ロストシティでロストされることを嫌いました」
なるほど。

4戦目 こくばバドレックス 0-0 ‪✕‬(投了)
マッチング運がいいんだか悪いんだか。
2戦目のお相手が全勝しているおかげで全勝卓の階段についた。
またロンドンプレマ……。強者がいつも勝てるわけでないのはさすがにわかっているがこう見ると結局強いんだなと思う。

最終戦、バトルスタート。
こちらのスタートはミュウ。対して相手は、こくばバドレックス。
こんなんでもその時代からプレイしてる人間である。
そのテキストくらいは覚えている。
シャドーミスト。10点。次の相手のターン、手札からの特殊エネルギーとスタジアムを封じる技。

詰んだ。

こちらが先行。必死に脳内でプレイを思い浮かべるがそもそも打ち筋が1ターン目にエネルギーを貼る以外になかった。
クソ眠い頭を全力で回し、エネルギーに触るための手段を考える。
ベンチ展開。フュージョンシステム。先行のためジャッジマンは使えない。
結論、ウッウロボにてダブルターボを手札に加えられる。
その間相手は何かを祈っているのか手を組んでいるのか。
盤面に貼り最大限の動きで番を返す。
返して後攻。流れるような手つきから霧の水晶。
山札を確認し、安堵のような表情。
こくばをもう一体呼び出し森の封印石。
封印石からペパー。
ペパーから、うねりの扇。

やられた。

全力で回したダブルターボはあえなく山札の下に。
シャドーミストを打たれ番が終わる。

ターンが帰り2ターン目。
ほぼほぼドローゴーに近い状態のため、一周まわって力が抜けた。相手のプレミでベンチに戻せないとかないかな~とか思いながら手札を見返す。
ハンドに超エネがないことを祈りながら(そんなことがあるわけがない)ボスだかヒモだかで裏のこくばを呼び出す。

結論、無駄なあがきでありシャドーミストのループ体制が整いこちらが投了。

予選2-2。
トーナメントに上がれるのは8人だけ。
基本的にこういう場合は3-1しか上がれないので帰る準備をしていたが、負け2つが全勝者のためオポ最強で8枠に入った。これぞおこぼれトーナメント。
かくして初めてのトーナメントに臨むことになるのであった。

余談
はじめてのでっきちぇっく!
ジャッジの人が1人ずつ卓を回ってマークドを確認する。
朝イチどころか現場着してからスリーブを入れ替えた僕。
さすがに問題はなかった様子。オーバースリーブいいですねって褒められた。いいでしょ、ブロッコリーエンボス。
というか中のGRATSスリーブがいいです。品質もいいしデザインも綺麗だし(突然のステマ)
その後1時間の休憩を挟み、その間デッキをジャッジに預ける。
提出しているデッキレシピと見比べを行い、カードの確認をされた。

その間僕は。
ここで食べる手筈であったブラウニーを緊張と動揺により食べ忘れゲーセンでUFOキャッチャーに明け暮れるのであった。

閑話休題

トーナメント
1回戦 こくばバドレックス(再戦) 後 0-0 ‪✕‬(LO)
運だかなんだか知らんが7位の私と2位のこくばが再戦。
先ほどぶりですね~とか胸をお借りします~とか適当なことを言ってバトルスタート。

既に勝ち筋が1ミリも見えてない私。
相手に無駄にデッキを広げさせるのも申し訳ない。1ターン目で投了しようとも思ったがそれはそれで気に食わないのでできる所まで。

1ターン目、お相手はクレッフィスタート。ネストボールにより2体目のクレッフィが着地。
エネルギーを前に貼って簡易的なプレイングでターン終了。

返る後手。スタートはゲノセクト。
VIPパスから最大限の展開。クレッフィにより止まる特性。
ジャッジマンから雪道に繋げることが出来ればもしかしたら、と思った。

繋がらなかった。
ダブルターボにも到達できず、あえなくターンを返す。

2ターン目、手札からこくば着地。
そのまま前に出てきてシャドーミスト宣言。
返る自ターン、充分に諦める要素でいっぱいだった。
ハンドからゲノセクトをもう一体展開。フュージョンシステムにてもう一体ミュウを展開。
とここで気付く。

"オドリドリでシャドーミスト、ノーダメじゃね?"

あまりにも遅すぎる思考。
遅すぎる着地。
唯一の勝ち筋はこれであった。

気づいた時には時すでに遅し。
相手の山札は残り36枚、こちらは31枚。

そこからはジャッジを混じえたドローゴー合戦。
10分くらいお互いにドローゴーとドローシャドーミストを繰り返し山がなくなったら私がジャッジマンを宣言する。

気付くだけで細い勝ち筋の一つになり得たかもしれない可能性を自ら潰したのだ。

初のトーナメントはLOにて幕を閉じた。

あとがき

ちゃんと寝た方がいいし練習もした方がいい。

正直これにつきます。

トーナメントに上がれた喜びで勝手に負けの意識を強く持っていたがいま反省するなら休憩時間の一時間で少しでも抗う策を考えるべきだった。
シャドーミストには勝てないという意識のまま"どうせ勝てない"を根に持ち続け無益な時間を過ごす。
もしかしたらこのトーナメントが私がシティで上がれる最後のトーナメントだったかもしれない。

2回戦の相手はじんかけ(人生かけた)トーナメントとまで称した。
正直別にWCSに出れたからと言って何かがある訳でもない。
WBCほど注目されるわけでも賞金が出る訳でもない。
なんのために人生をかけているのか。

自分が強いという証明。
この最高最強の自己顕示のため、競技プレイヤーは日々思考を重ね過ごしているのだと思う。

今回の私にはそれが全く足りなかった。
自分のせいで思考を止め、練習はしない、思考は停止させる。
初めてのシティトーナメントにしてはよくやったと褒めてやることも重要だと思う。
ただそれは終わってから数日間の話である。
この後もその意識で居続ける限りはこれ以上の成長は見込めないであろう。

先日行った大きなライブのMCでこんな発言があった。
「この大きな会場でライブをすると決まった時、私は本当に大丈夫なのか。今の私たちでふさわしいライブができるのか。と思った。けどそれは違った。できるのかじゃなくやるんだ。あの時信じられなかった仲間たちに申し訳ない。私たちは本当にすごいのに信じてあげられずにすまなかった」(要約)

別に私は選ばれて大きな舞台に出てる訳でもない、ただの抽選で当たっただけである。
そんな場であっても、自分のことはおろか、自分の使うデッキすら信用しきれなかった。考えきれなかった。
その言葉に私は感銘を受けた。

以降も同じモチベーションでプレイが続けられるとは言いきれない。同じようにメンタルを崩してカードに触れないかもしれない。
けれどそれでも、自分は信じなくても自分の使うデッキは信じてあげようと思った。自分の使うデッキのポテンシャルは余すことなく魅せてやろうと思った。

以上をもって、2023シティリーグシーズン3の備忘録とする。

煮沸

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