忙しい企業の探し方

はじめに

 現在、コロナウイルスの影響もあり厳しい状況が続いている。そんな中でも企業として存続していくためには、仕事を頂くことが不可欠となる。では、どうやって仕事を頂くのか。既存のお客様に定期訪問し、案件がないか情報を聞き出すのか。それとも新規先を周り新たな案件を引き出してくるのか。やり方は様々だと思う。そんな中、共通することというのは忙しい企業から仕事を頂くということである。では、その忙しい企業というのはどうやって探していくのか。下記は先日の弊社、代表取締役社長の石川が本社にて行った勉強会にてお話しした内容を要点を絞りまとめた記事である。ぜひご一読頂けると幸いだ。

 忙しい企業を探す方法は大きく分けて2つある。オンラインで探す方法とオフラインで探す方法である。オンラインで探す方法、オフラインで探す方法を詳しく解説していく。

①オンラインで探す方法

 忙しい企業を探すために、情報収集がまず挙げられる。インターネットで景気動向を調べたり、お客様のところへ訪問し、情報を得る等、皆様は普段からされていると思う。 
 皆様はインターネットで忙しい企業を検索する際に、どう検索しているだろうか。「忙しい企業」や「伸びている企業」と検索してみても膨大な情報の中から探し当てるのはかなりの時間を要し、さらに情報も正しいのか曖昧である。検索する際に重要なのは、何を検索するかではなく、どう検索するのかだと感じる。調べ方によって出てくる情報は違ってくる。では、どう検索するのが効果的なのか。今までとは違った視点から検索方法を考えてみる。

⑴求人を調べる

 求人広告を出している企業は、忙しいもしくは仕事量が多い企業の可能性が高いことが予想される。ハローワーク等ではネット検索で求人を調べることができるため、そういった求人を見ることは検索方法の一つとして挙げられる。求人を出している企業の中から、仕事につながりそうな企業を選定して、新規訪問することも有効であると考えられる。

⑵展示会の出展企業を調べる

 お客さんに訪問した際や、インターネット等で情報を収集する中で、忙しいと言われている業界が出てくることがある。例えば、現在で言うと梱包機や食品機械等である。梱包機メーカーを探すためには、Japan Pack 日本包装産業展の出展企業を見る。また、食品機械であればFOOMA JAPANの出展企業を探すといったように忙しいと言われる業界の展示会に出展している企業をリスト化し、新規先として訪問していくことも方法の一つである。

②オフラインで探す方法

 ①ではオンライン上での忙しい企業の探し方について考えた。この章では、オフラインでの忙しい企業の探し方を考えていく。

⑴材料屋さんに聞く

 材料屋さんは弊社のようなスライドシャフトメーカーだけでなく様々な業界から注文が来ている。そんな材料屋さんが材料の納品に来た際に、どんな業種の仕事が今多いのかもしくは増えているのかを聞くことができるのではないだろうか。必ずしも情報を持っているとは限らないが一つの方法としては考えられる。また、その情報を得るためには材料屋さんと普段からコミュニケーションを取っておく必要がある。お客さんのところから情報を得るだけでなく自社に来社される方から情報を得ることも有効ではないだろうか。

⑵協力企業さんに聞く

 材料屋さんだけでなく協力企業さんに情報を聞く方法も一つである。しかし、ただ単に協力企業さんに聞くといっても重要なのはどこの協力企業さんに聞くのかということである。例えば、メッキ屋さんや熱処理屋さんには色んな仕事が集まりやすい。様々な業種から仕事が集まってくるため、情報として正しい可能性が高いことが考えられる。そういった協力企業さんから情報収集することは有効であると考えられる。そのためには、⑴と同様に普段から協力企業さんとコミュニケーションをとっておく必要がある。

③まとめ

 上記で挙げた方法はほんの一部に過ぎない。企業としてこのコロナ禍を乗り切るためにはもっと新しいことをしていかなければならない。そのためには今までの固定観念を変えていく必要がある。今までの考え方や視点を変え、新しい視点や柔軟な考え方をしていくことが必要だ。忙しい企業は何が増えるのか、忙しい企業は何をするのか等、考え方は様々できる。考えるときに大事なことは仮説を立てることだと感じる。例えば、忙しい企業は残業時間が長いやコピー用紙を多く使っているのではないか、配送業者がよく出入りしているのではないか等である。今一度忙しい企業から仕事を取るためには何が必要なのかを深く考え、仮説を立て行動に移していく必要がある。 

 この記事をきっかけに、今一度深く考え、営業活動に活かしていただけたら幸いだ。
 

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