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ペンギンはかわいい

自分が好きだった作品を見返す時ってありますか?

 年齢を重ねるに連れて好きなものが増えたり、今は新しいコンテンツが沢山生まれ続けているので、見返す機会というのが減っていると思います。そんな世の中ですが、久しぶりに見返したいと思った作品があり、見返してみると、とても面白かったんです。これを「思い出補正」と名付けられていますが「本当に補正がかかったから面白く感じたのか?」と、今回見返した作品を見終わった時に思いました。

 作品名を出さずに引っ張る理由もないので、書きますが『輪るピングドラム』です。この作品を僕が初めて見たのは、テレビ放送されていた時で、当時の僕は高校生でした。物語をしっかりと把握できていたのか分かりませんが、面白いと友達に言っていたのは覚えています。そして、見てきた友達が首を傾げて感想を喋っていたことも覚えています。

 『輪るピングドラム』を見たことがない人に対して優しくない文章が続きましたが、端的に言うと難解なストーリーで「当時の僕は咀嚼できていたのか?」という疑問と「見返したら本当にとても面白い作品で、この面白さは思い出補正なのか?」という疑問が湧いていました。考えた結果、どちらの疑問に対しても「NO!」という結論を僕の頭は出したので、今回noteに書くことにしました。

 見返したキッカケは単純で、映画がもうすぐ公開されるからです。直前特番で監督が「初見の人でも楽しめるように作った。」とおっしゃられていたので、この作品に触れたことがない人も見て欲しいと思っています。しかし、ここまで作品の内容に関することは全く書いていないですし、魅力を伝えられていないことでしょう。とは言え、文章で伝え切れるとは思えない内容なので「見てくれ!」としか書きようがないです。ここまでの文章を読んで興味を持った人がアニメの1話か映画を見に行って、楽しまれることを望みます。

 タイトルにもしましたが、この作品ペンギンはかわいいです。そして今日は世界ペンギンの日です。

追記:読み返したら、余りにもロクなこと書いていないと思ったので、少しだけ『輪るピングドラム』について書き足します。ストーリーの全体像は不治の病を患っている妹を、どうにかして助ける兄達の話です。しかし、この家族には両親が居なかったり、突然ペンギンが出てきたり、不思議な世界観で進む物語です。そして"運命"という言葉がよく出てきます。この言葉についても考えさせられる作品だと思います。それ以外にも台詞の言い回しや演出、あえて新人の声優をキャスティングされていたりするので、その辺りも注目して見ると面白いかもしれません。

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