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TLに流れていたものを完読。
ロンドンに行きたくなるのと同時に、祖母ともっと話したかったな、と思えるエピソードだった。
著者の祖母のように贅沢なんて知らず、美人でワガママな曾祖母や小賢しい姑に振り回され、苦労だらけの祖母だったけど、もっと私が大人になっていたら色んなことを話せたのではないか、と自分の幼さが恨めしくなる。
とはいっても、まともに向き合えるのはきっと20代後半の私だな。
身内への恩返しが出来なかったと悔やむのは喪失に気付いてから、というのはいつの世も同じなのだろうか。
今、手を伸ばそうと思えば出来るのに、見ない振りをする、先送りにする、それでいいのか。
兄のように割り切れない私は、やっぱり人が良いだけなのか。後悔したとしても、それを抱えながら残りの人生を生きるのも、それもまた一つの生き方なんだろうか。