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2019/10/6 蜂蜜と遠雷(映像化は難しいのかな…)

原作が大作ともあって2時間に納めるのは難しいし個人的に好きなエピソードが結構あるので前後編にするのもちょっと違うからまあ、こんなもんなのかな、と。
どう切り取るかで好みが別れる部分はあれどコンクール部分だけでの4人の描写が浅い。
原作読んでいる人は補完できるだろうけど、初見の人にはどうなんだろう、と感じた。
亜夜の迷いは、コンクールに出た時点で吹っ切れているからそこに拘らなくても…。
あと、本選のオケの練習シーンの劇伴がブラ1なのは違うよな。
そこはコンチェルトでしょ、と突っ込み。

でも、松岡茉優は良かった。
中の人自体は承認欲求強くて、危なっかしいけど女優としてはいい仕事していると思う。
鈴鹿央士もこれからに期待だし。
マサルは満島信之介をイメージしていたが森崎ウィンも悪くなかった。
あと、斉藤由貴のアンニュイな存在感がまた。あの人がいるから映画がまとまったように思う。

音楽コンクールなのにロケを東京都美術館でやるのもまた乙ですな。個性的なのですぐわかった。
本選のロケ会場が好みのホールなのにエンドロールで見逃してしまったのが残念。
あと、スピンオフの小説が出たらしいので機会があればチェックする予定。