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イヴとごまもちと僕。

2021年9月26日。
漫画家の真崎清明先生から
「猫の赤ちゃんを保護したので助けて欲しい。」
と連絡がありました。

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僕は猫の赤ちゃんの様子を
メッセージと写真で確認し
「翌日迎えに行く。」と返信しました。


MV制作に関する見積もり相談を
している最中でしたが
迎えに行く道中
サービスエリア等でやり取りをしながら
先生の元へ急ぎました。



ここで何よりもひとつ気がかりだったのは
4年前、他界したイヴへの思いです。
その思いがある為
僕は今まで里親になれずにいました。

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毎朝、イヴの遺影に手を合わせ、

「おはよう。」
「行ってきます。」
「今日は晴れてるね。」
「ただいま。」
「寒くない?」
「そろそろ寝ようか。」
「おやすみ。」


4年間、そうやって毎日話しかけて
過ごしてきたものですから
「イヴが嫉妬しないだろうか。」
という不安が自分の中に根付いていました。


「でも今、保護された猫を助けないと
この猫ちゃんが今後
どんな過酷なことに巻き込まれるかわからないし
助けに行くという選択肢しかない。

イヴへの後ろめたい気持ちを抱えながら
そのように自分に言い聞かせ、急ぎました。


真崎先生の元へ到着後
里親として初のご対面。

小さな命がピョンピョンと跳ね回っていました。笑


この時点で既に
真崎先生は保護した猫に
必要な検査を済ませてくれていました。
怪我があるため、洗ってあげることはできませんが
綺麗に体を拭いてくれていました。
先生、本当にありがとうございます。
(※記事にワクチン摂取済みと書いていましたが
ワクチン摂取はまだですので訂正します。
失礼致しました。)



診断の結果、まだ2ヶ月、700gの男の子の赤ちゃん。
猫風邪持ちでしたので
処方されたお薬や目薬で様子を見ながら
今後、信頼できる動物病院で
再検査するつもりです。


ちなみに彼の名前はごまもちです。
真崎先生が命名してくれたので
ごまもちとしてその日から僕の家族になりました


他にも真崎先生の提案の元
ごまもちに関してその日必要な協力を
していただきました。


ここからはごまもちと二人きりで
帰ることになるのですが
高速道路を長時間運転することになります。


猫は車の回転数と心拍数が
いい感じで合っていないと
非常に強いストレスを抱える
と聞いていたので
高速道路では高速道路における最低スピードで走行し
サービスエリアがある度に休憩をとること

を守りながら帰りました。


サービスエリアでは水分補給が大事ですね。
毎度、休憩もしっかり取りました。

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(※サービスエリアで状態チェックしている写真です。)

変な話になりますが
途中のサービスエリアで
イヴへの思い、4年間ずっと語り続けていた気持ちが
爆発しました。

ごまもちを撫でていたら
急に僕の顔を舐めてくれたことがきっかけです。


猫のザラザラとした舌で
優しく顔を舐めてもらった記憶といえば
イヴだけでした。

彼がそこにいるような感覚になり
今まで我慢していた寂しさが爆発し
涙が止まりませんでした。


深夜、サービスエリアのど真ん中。
いい歳の男が大号泣。笑
イヴを思い、ごまもちを抱きしめながら泣きました。

多分、側を通った人はビックリしていたと思います。笑

こうやって泣くことが
僕にとって必要でした。
きっかけをくれたごまもちに感謝しています。
ごまもち、ありがとう。
大事に育てます。
過保護と言われるくらいに。笑



ちなみに今住んでる物件は
赤ちゃん猫にはストレスがかかりやすいため
昨日、解約通知書を
管理会社に届けて
来月引き払うことにしました。


しばらくは実家で調整を行い
落ち着いたら
僕らの物件探しをしようと思っています。


2021年9月27日、ごまもちとの新生活が始まりました!
よろしくお願いします!

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