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[遊戯王ラッシュデュエル]第10回マキブラ杯参加デッキ「エクストリームバウンス」解説[ベスト4]

2022/02/05(土)に開催された遊戯王ラッシュデュエル非公認オンライン大会「第10回マキブラ杯」に参加しました。


参加者54名、マッチ戦のトーナメントで、結果は4位でした。

下記、各回戦績です。

1回戦 VS カリギュレオン竜魔 2-0勝

2回戦 VS 魔法使いフュージョン 2-0勝

3回戦 VS 魔雷冥パラレルオーダー 2-1勝

4回戦 VS キャンメロボールド 2-0勝

準決勝 VS 活殺パラレルオーダー 1-2負

3決  VS 万緑パラレルオーダー 0-2負

 3回戦、準決、3決で「パラレルバース・ゲート」を軸に組んだデッキと当たり、環境の新たな波を感じました。


ここから、本大会で使用したデッキについて解説します。

ちなみに、2月の公認大会にて既に優勝済です。

★「エクストリームバウンス」デッキレシピ

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 前回の「水バ」から改良を加えております。大きな変更点は、「七宝船」を抜いて、「グランド・エクストリーム」を採用した点です。理由は、現環境では「昂光の裁き」「JAM:Pセット!」だけでは墓地メタが間に合わないためです。3か月前までは、主に「ダーク・リベレイション」のみをケアしていれば、そこまで墓地を警戒する必要がありませんでしたが、今は「火雷神サンダーボールド」「潜入開始」に始まり、「逆鱗開放」「エクディシス・カリギュレオン」「パラレルバース・ゲート」と強力な墓地干渉カードが台頭してきたため、その対抗策として「グランド・エクストリーム」を採用しました。


〇前回記事:


〇参考(ゴールドラッシュ環境での優勝構築):


 ここから、各カードの採用理由を解説します。効果の説明文は省略致します。

●ヘッドバッドキャシャロット(3枚)

 「グランド・エクストリーム」採用に伴い、3枚採用しました。対面で「連撃竜ドラギアス」等の最上級モンスターを突破できる攻撃力500ダウン効果が強いです。ATKは元々2500あるため、場持ちも良く、特殊召喚できた場合は、「永久凍結」の対象に含まれない点も良いです。DEF1200が弱点です。


●アイスエイジ・カタパルト(3枚)

 前回から採用を1枚増やしました。理由は、「聖なるバリア -ミラーフォース-」が環境に追加されたためです。3枚採用により、手札に魔法・罠を戻せる回数を多くし、「聖なるバリア -ミラーフォース-」を避け易くします。ただし、前回の記事で書いた通り、先行時や場に伏せカードがない時に引いていても効果を発動できないため、手札で複数枚腐らせる可能性も多くなります。

上記、罠回避だけでなく、相手の手札を増やして、次ターンのドロー枚数を制限させる役割の方が勝利貢献度が高いです。枚数要調整。


●雷闘騎トリガードラゴ(2枚)

 新規のカードです。以前までの最上級枠にはダメージを稼げる「連撃竜ドラギアス」や高守備モンスターを突破できる「エンシェント・アライズ・ドラゴン」等を採用していたのですが、「雷闘騎トリガードラゴ」はダメージ稼ぎ、高守備突破の両面対応が可能です。貫通効果適用の条件となる「手札0枚」ですが、「抑竜ステルンプテラ」「手札活殺」で満たすことが可能です。「センサー・ダックビル」で墓地回収できる点もドラゴン族と共通のため、置き換えることにしました。

<補足>下記、「雷闘騎トリガードラゴ」の「手札0枚」のタイミングに関しての問い合わせ内容です。「昂光の裁き」「アイスエイジ・カタパルト」を使う都合上、気になっていたので確認しました。「手札0枚」は効果発動時にのみ満たしていれば良いとのことです。



●海竜クレインドロス(1枚)

 「グランド・エクストリーム」回収要員です。4枚目の「グランド・エクストリーム」が欲しくなる場面は多いのですが、水属性以外攻撃が出来なくなる点が弱いため、発動し辛い場面も多いです。「ヘッドバッドキャシャロット」「シードラゴン・ナイト」「海星の騎兵」を特殊召喚することで、「永久凍結」「酢酸のたまった落とし穴」を回避出来る点が強いです。


●タクリミノス(3枚)

 水属性。前回同様、下級打点要員です。序盤に「タクリミノス」「グランド・エクストリーム」を相手に見せることで、海竜デッキとミスリードさせ、「聖なるバリア -ミラーフォース-」の警戒を薄めることもありました。ただし、4位入賞したので、この線は無くなりそうです。


●シードラゴン・ナイト(3枚)

 水属性。前回同様の採用ですが、「グランド・エクストリーム」で「酢酸のたまった落とし穴」を回避して効果発動できるようになりました。


●海星の騎兵(3枚)

 水属性。「グランド・エクストリーム」等墓地戻し札がない場合に使います。また、デッキ上の「CAN:D」を落としたい時にも使います。「聖なるバリア -ミラーフォース-」を墓地送りにする事が多々あるため、無駄打ちは控えたいですが、必要な場面が多いため、3枚採用しています。


●アメイジング・ディーラー(3枚)

 水属性。前回同様の採用ですが、今回は七宝船がないため、需要が高いです。


●CAN:D(3枚)

 「JAM:Pセット!」要員です。3枚採用でも引けない場面が多いので、最終手段として、デッキ上コストで墓地に送られる事を祈ります。「聖なるバリア -ミ(以下略)


●抑竜ステルンプテラ(3枚)

 「雷闘騎トリガードラゴ」採用に伴い、ハンデス効果を発動する機会が増えました。前回から「ロイヤルデモンズ・シャウト」を1枚抜いて「抑竜ステルンプテラ」を2枚から3枚にしています。「ロイヤルデモンズ・シャウト」は、条件の「レベル7以上がいる場合」とコストの「手札1枚」が重く、発動出来る機会が少ないため、今回は見送りました。ただし、「抑竜ステルンプテラ」は、デッキ上を墓地に送るため、「聖な(以下略)


●センサー・ダックビル(2枚)

 水属性。「雷闘騎トリガードラゴ」の回収要員です。発動条件で手札1枚をデッキ下に戻せるので、魔法・罠、最上級、「アメイジング・ディーラー」等の不要牌を一旦整理することも可能です。


●手札活殺(1枚)

 「雷闘騎トリガードラゴ」「昂光の裁き」の追加効果を満たし、かつ高打点を得ることが可能です。環境に少ないですが、マキシマムやフュージョン対策にもなります。「昂光の裁き」でマキシマムモンスターを手札へ戻し、「手札活殺」を打つコンボが強いです。


●JAM:Pセット!(3枚)

 前回同様の採用ですが、「七宝船」が無くなったことにより、発動が少し難しくなりました。しかし、「場レベル8以下1枚、墓地2枚バウンス」と、カードパワーが異常なため、外す理由がありませんでした。


●昂光の裁き(2枚)

 前回同様の採用ですが、「パラレルバース・ゲート」が流行れば発動する機会が増えるため、3枚採用でも良いです。


●永久凍結(1枚)

 発動さえ出来ればそのまま勝利に繋がる強力なカードです。今回は「エクディシス・カリギュレオン」対策に採用しました。相手の墓地が5枚以上あれば発動可能になります。ただし、本デッキは徹底的に墓地メタ出来る上に、「昂光の裁き」「JAM:Pセット!」で事後対応が可能なため、そこまで必要となる機会はなかったです。また、「パラレルバース・ゲート」相手には腐ります。


●聖なるバリア -ミラーフォース-(1枚)

 LEGEND枠。自分の手札事故、相手の最上級制圧がこれ1枚で解決します。バック破壊の採用が減ってきている点も追い風です。


★「エクストリームバウンス」デッキの回し方

 本デッキのプレイングは、手順を注意する点が多く、難しいです。今もプレミしながら覚えているところです。

 前回までは「七宝船」を軸に回していましたが、今回不採用となり、事故率が高くなっています。最上級事故は「グランド・エクストリーム」で一部回避出来るものの、「アイスエイジ・カタパルト」等は手札に残りやすくなっています。

 先行の場合、魔法カードはあまり発動できないため、守備で固めるか最上級を出し、魔法カードは伏せ、手札を減らして次に備えます。魔法カードを伏せる際の注意点として、「JAM:Pセット!」だけは条件を満たさない限り発動ができないため、2枚目以降は伏せずに手札にキープしておきたいです。

 2ターン目以降、相手のデッキテーマが分かった時点で、相手のバック破壊や「昂光の裁き」を警戒して、手札と伏せカードを調整していきます。


 バウンスは発動できるタイミングでガンガン打ちます。ただし、「グランド・エクストリーム」でバウンスし過ぎて「JAM:Pセット!」で墓地戻しが出来なくなったり、「海星の騎兵」を無駄打ちしたりする事がないように注意します。また、タイミングを間違えて「抑竜ステルンプテラ」でデッキ下に置きたかったカードが、バウンスによりシャッフルされてしまう点にも注意する必要があります。

 バウンスするカードは、竜魔なら魔法使い族、ボールドなら最上級、パラレル・オーダーなら通常最上級になります。バウンスすることで相手の手札事故を誘発することが可能となりますが、墓地のモンスター3枚以下で「アメイジング・ディーラー」の発動条件が満たされる点には要注意です。また、パラレル・オーダー限定ですが、「手札活殺」からの「パラレルバース・ゲート」「潜入開始」コンボがあるので、相手の手札が詰まっていても、油断せずに守りを固めておく必要があります。


★まとめ

 前回記事から2つの新弾(ゴールドラッシュ、マスターロード)が登場しましたが、その都度環境が変化し、日々の研究が止まりません。

 現環境の解答札として、「グランド・エクストリーム」による墓地メタが強力だということが、今大会を通して改めて分かりました。感謝。

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