見出し画像

オリジナル作品を「見てもらう」という考え方を捨てる

ひまわりが好きな絵描き、shabeです。
つい最近、初めて自分の作品集を持って営業をしに行き、「イラストを描いて貰いたい!」と言っていただける貴重な経験をしました。

この記事は、自分にとってイラストを描くことがどういうことか、日々考えていることを書き留めた備忘録です。
イラストを描くことで悩んでる人に少しでも響けば良いなと思います。

また、たまには普段描く作品を見てもらいたいなと思い、ひまわりモチーフのイラストも紹介してます。ちらっと覗いていただければ嬉しいです!


※別名義で描いた作品
無断転載、イラストの使用は一切禁止しています!!

普段描いているイラストの紹介

『サマー・ラブ』(2021)

画像1

背景は、家のバレンタイン(ひまわりの品種)たちをモデルにしました。
二人の男女は私のオリジナルキャラクターです。

イラストのテーマはポップ・おしゃれ・ロマンティックで、
男の子と女の子の恋愛模様を描くのがとっても好きです。

『気になる君へ』(2020)

画像2

この二人を描くときの色彩テーマは必ず「イエロー、オレンジ、グリーン」の3色を入れるようにしています。
イエローやオレンジは元気で明るく、フレッシュなイメージをもたせてくれます。
私の描くイラストはザ・デジタルで、塗りはシンプルに仕上げることがおおいので、色彩イメージは特に大切にしています。

『Summer Flavor -sunflower-』(2021)

画像3

こちらのイラストはゴッホのひまわりからインスピレーションされたものです。クラシックな装飾にハマって、少し大人なイメージの女性を一緒に描きました。60年代のファッションが好きで、勝手に着せてます。

フォロワーさんがこのイラストを気に入ってコスプレをしてくださって、自分でも好きになった作品のひとつです。

『猫とひまわり』

画像4

3年前に描いた、祖母家にいる猫とひまわりをモチーフにしたイラストです。以前の会社に入るときのポートフォリオとして描いたものなので、ペンタッチが少し違っています。

最近本当に少しずつですがオリジナルのイラストを見ていただけることが増えてきて、モチベーションに繋がっています。
みんなのフォトギャラリーでイラストを使用してくださっている方も然り。
本当に本当に見つけてくださりありがとうございます😂

ここから下の内容は、全て個人の感想です。


日々、見てもらえない理由を探してしまう

ファンアートと違ってオリジナル作品は、0から自分で考えて描かなければなりません。
SNSでは特に、

・一貫した独創性(センス?)
・ほぼ狂いの無いデッサン力
・共感

これら3点のどれかを極め、多くの人の目に留まることが重要だと思っていて、なにより、見た人に何らかのメッセージを伝えることができないと見向きもされません。本当につらいです😂

そう、私のイラストはここで躓いてます。何も伝えられてない自覚があるんです・・・自分の中だけで出来上がっている世界・・・

常に多くの素敵な作品を見れるこの時代に、
忙しい現代人、許された時間の中で、
何の意味も成さない、知らない人の自己満足の世界を見る余裕なんてないんです。


イラストを見てもらいたい理由を考える

承認欲求。見て褒められてちょっと嬉しくなって、日々楽しく生きるモチベーションを上げるため。
ファンアートを描き続けていた頃は、きっとこれらの言葉で片付いたでしょう。

人気のあるコンテンツの推しキャラを描き続ける。
3年くらいこれを続けて、いつしかファンアートで反応をいただいていても、他人と比べて自分の絵が下手くそに見えて、悲しくなっていました。
(実際、デッサンもなにもかも狂っていてひどいものでした。)


趣味で描いているだけなのに、どうしてこのような気持ちになるのかわからず、いいねに振り回されている自分のことを失礼でおこがましい奴だと思っていました。

そんななか絵を描き続けて5年経った頃、ふと思ったのです。
「イラストの仕事をしたい!!」
仕事の休憩中や移動時間、家事、睡眠時間を削ってでも絵を描きたかった私は、高校生のときに捨てた夢を突然追い始めました。

就職した職種が全く合わず、自分は使えない人間だな~、と思う日々。
心のどこかで、イラストを描くことで人の役に立ちたいという気持ちがありました。そのために、0から生み出したオリジナル作品を見てもらい、まず自分のことを知ってもらう必要があったのです。


「見てもらう」のではなく、「見せに行く」

この記事のタイトルが、今の私がイラストを描くときに心がけている考え方です。

誰がどういうときに自分のイラストを必要としてくれるのか。
誰かのために描く作品は、「誰か」の世界が全てです。
それが目で感じられるように手助けをするのが、イラストを仕事にするということだと思っています。

そのために必要なことは、自分が相手のために何ができるのかを伝えることです。

営業が苦手な私はつい、SNSでイラストをアップすることで満足してしまうのですが、実際にグッズや本を作ったり、足を運んでポートフォリオを持っていったり、自分のスキルで何が作られるのかを見せることって本当に大事だと思います。フリーランスなら特に、信用を得るために必須です。

まだまだ一歩踏み出せたところなので、これからも筆を折らずに作品を作り続けたいと思います🌻


もし気になればこちらも見てください😌💓↓

Twitter/Instagram

応援ありがとうございます! いただいたサポートは創作活動や資料収集の費用として使わせていただきます!!